(VOVWORLD) - 「持続可能な開発の為の環境分野での会計検査」をテーマにしたASOSAI=最高会計検査機関アジア地域機構第14回総会は19日から22日にかけてハノイで行われました。これは、ASOSAI最大規模のイベントで、ベトナムで初めて開催されました。
実際、経済社会発展を環境保護と結び付けて行い、持続可能な開発の目標を目指し、現代の需要に応えながら、未来の各世代のために潜在力とチャンスを維持することは現在の流れとなっています。
先進国も発展途上国もこの問題の重要性を十分に認識し、持続可能な開発と環境保護のための対策や、戦略の立案・実施に尽力しています。こうした中、環境分野での会計検査は、持続可能な開発を目指すものであり、ASOSAIにとって効果的方法だとみなされています。
環境問題は、各部門間、地域間、国家間、および、全世界の複雑な問題です。そこで、それぞれの地域の試練を解決し、天然資源や、人々の健康・安全などに関連する活動を効果的に管理するためには、WGEA=環境検査ワーキンググループが成立されました。ASOSAIのWGEAは、2017~2019年期の計画を立案して、環境分野での会計検査を促進し、アジア地域内環境保護分野における自らの役割を発揮させることを目指しています。
この計画には3つの主な任務があります。第1は、活動範囲拡大・質的向上・運営方式多様化。第2は、加盟各国の環境分野での会計検査に関する情報や知識、経験の交換の強化。第3は、様々な方式による環境会計検査協力の奨励、および、共に関心を寄せる関連問題への効果的ソリューション探しとなっています。
従って、「持続可能な開発の為の環境会計検査」は、ASOSAI第14回総会のメインテーマに選ばれました。このテーマは、世界の環境に関する試練解決を始め国連の持続可能な開発目標の達成に向けたASOSAIの公約、努力、適切な貢献を明確に示しています。
ベトナムで行われた第14回ASOSAI総会は、加盟各国の持続可能な開発目標へ向けて、政策や、ソリューション、方策などを出し、地域と世界に貢献すると評価されています。