(VOVWORLD) -WBによりますと、今年のベトナムの経済成長は農業、工業、建設業、製造業など多くの分野においてのび続けています。
今週、WB=世界銀行はベトナム経済発展の動向と中期的経済展望に関する報告書を発表しました。その中で、WBは「世界情勢が多くの試練に直面するなか、ベトナム経済は持続的な成長を見せている」との見解を明らかにしました。
WBによりますと、今年のベトナムの経済成長は農業、工業、建設業、製造業など多くの分野においてのび続けています。中には、鉱物の採掘量がやや減ってきていますが、経済成長率は維持されています。国内消費量はベトナムの経済成長のおよそ60%を占めていますが、輸出も経済成長に寄与しています。
2018年、ベトナムの経済成長率は6.8%に達し、東南アジアと太平洋地域にある新興国の平均経済成長率である6.3%より高くなる見通しです。また、中期間について、ベトナム経済の成長率は、2019年と2020年にそれぞれ6.6%と6.5%であると予測されています。さらに、インフレ率は、緊縮財政政策が実施されることにより、4%の低い水準で維持されます。しかし、世界的な貿易摩擦がエスカレートする中で、ベトナムの輸出活動を妨げると予測されています。
WBベトナム事務所のファム・ミン・ドック経済専門家によりますと、貿易はベトナムにとって重要な役割を果たしていますが、現在、主要な障害が5点のあります。例えば、関税率が急減する一方、非関税措置は急増することです。ベトナム人の優遇税率は2003年の13.1%から2015年の6.3%に激減しました。
逆に、同期間の非関税措置は、20倍増となりました。続いて、非関税システムは国際基準をいまだ満たしていないということです。その他、行政文書が膨大又は複雑であることなどです。
そこで、WBは、それらの問題点の解決策を提示しました。中でも、ベトナムの関連各機関は、緊密に連携して、ベトナム貿易情報ポータルサイトを通して、各企業にデータを提供する必要があります。