(VOVWORLD) -10月17日の「貧困撲滅のための国際デー」、及び「ベトナムの貧困者の為の日」キャンペーンに応えて、17日夜、ベトナム祖国戦線中央委員会は、「全国民が貧しい人々のために、力を合わせよう」というプログラムを行いました。
「全国が貧困者の為に力を合わせよう・一人もとり残さないように」をテーマにした今年のプログラムは、引き続き、国内外の企業や、組織、個人に対し、ベトナムの党、国家、祖国戦線と共に歩んで、持続可能な貧困解消と新農村作り運動に適切な行動をとり、更なる多大な貢献をするよう呼びかけています。
18年間にわたって発動されてきた「全国民が貧困者のために、力を合わせよう」というプログラムは、国内外の企業や、組織、個人などから50兆ドン、約2400億円の寄付金を募りました。これらの義捐金と国家予算は、貧しい人々向けの約150万軒の住宅の新築、改修、資金調達、福祉施設の建設、奨学金の支給、診療治療、自然災害の被災者への支援などに充てられました。この結果、多くの貧困世帯は貧困な状態を乗り越え、円満な生活を送れるようになりました。したがって、仁愛の心を発揮し、社会コンセンサスを得ると共に、居住地の団結強化に寄与しています。
「全国民が貧困者のために、力を合わせよう」プログラムを発動する式典で発言に立ったグエン・ティ・キム・ガン国会議長は、「党と国家は貧困解消を目標としながら、持続可能な開発のための要求とも見なしている。また、これは民族の美意識を示し、国連のミレニアム目標の一つでもある」と強調しました。
現在、全国における多次元的基準による貧困世帯の割合は急減し、6.7%にとどまっています。この数字は国会が打ち出した目標を上回っています。この成果は国の安定と持続可能な発展に重要な貢献をしてきました。国内外の企業や、団体、個人は、ベトナムの経済社会発展、特に貧困な状況にある各地方の支援活動に積極的に参加してきました。これらは、恵まれない人々の生活改善に寄与する良い行動となっています。