10月11日から一週間の主な国内ニュース


*     16日午後、ハノイで、グエン・シン・フン国会議長の主催による第13期国会常務委員会第42回会議が5日間の議事日程を終え、閉幕しました。今回の会議では、結社法案や、今年の国家予算の実施状況に関する政府の報告、来年の国家予算案などが討議されました。又、まもなく行なわれる国会会議の準備作業も検討されました。さらに、刑事法改正案や、税法改正案なども審議されました。閉幕式で、フン国会議長は、国会事務局や、各委員会に対し、今回の会議の結果に関する報告を作成し、国会会議に上程するよう要請しました。

*     第13期国会第10回国会会議の準備活動の一環として、12日、グェン・フー・チョン共産党書記長率いるハノイ市選出の国会議員代表団はハノイのバ・ディン地区とテイ・ホ地区の有権者と会合を行いました。席上、ドイモイ刷新事業の推進に関して、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「経済発展や人材育成に関する考え方を引き続き刷新しなければなりません。来年、ベトナムはドイモイ事業を実施してから30年となります。来年開催される第12回党大会はドイモイ事業の今後の行動計画を作成します。そのため、刷新事業を全面的に行う必要があります」

*     12日、チュオン・タン・サン国家主席率いるホーチミン市選出議員団は同市第1区と第4区の有権者と会合を行いました。サン主席は「この30年間、ベトナムは多大な成果を収めてきた。国民の生活が大きく改善されている。こうした中、ベトナムは国の発展を促進するために、TPP=環太平洋経済連携協定を含め多くの自由貿易協定を締結してきた」と語りました。

* 今週、各地方の党委員会大会が相次いで開催され、党と国家、政府、国会の指導者らも参加しました。14日午前、ホーチミン市で、同市の党委員会は2015年~2020年までの第10回大会を開き、チョン書記長が参加しました。一方、同日、ハノイで、中央機関の党委員会大会が行われました。大会で、チュオン・タン・サン国家主席は「中央機関の党委員会には戦略的参謀機関、政府と党の管理機 関、祖国戦線の党委員会がある。この党委員会のそれぞれの幹部や党員は党と国民に対する自らの責任感を認識した上で、託された任務を立派に果たすため、 心身練磨に励むよう」求めました。

*     今年の「貧困者のための行動月間」は10月17日から11月18日にかけて、ベトナム祖国戦線の主催により開催されています。16日にハノイで行われた開始式で、ブー・バン・ニン副首相は「貧困解消は、党と政府の重要な政策で、政治安定や、国防、安全保障の確保、経済社会発展の促進などにおいて重要な役割を果たす事業である」と再確認しました。ニン副首相は次のように語りました。

(テープ)

「各省庁、機関は、首相が承認した多次元貧困の測定に関する案を効果的に展開する必要があります。また、貧困解消政策の実施を新農村づくり運動などと結び付ける必要があります。これは持続可能な貧困解消に寄与する措置です」

*     先週、アメリカ国務省は、世界各国の宗教の自由に関する2014年版の年次報告書を発表しましたが、これに関し、ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン 報道官は「ベトナム国家の終始一貫した政策は、国民の信仰・宗教の自由権を尊重することである」と再確認した上で、「アメリカの世界各国の宗教の自由に関する2014年版の年次報告書はこの分野にお けるベトナムの成果を認めたものの、ベトナムを歪曲した情報を引用し、非客観的な評価を出してしまった」と批判しました

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