*今週、チュオン・タン・サン国家主席はベトナム農民協会本部を訪れた際、同協会の代表と「2010年から2020年期の農業発展、新農村作り、及びベトナム農民階級づくりにおける農民協会の役割、責任の向上」計画について討議しました。サン主席は農民協会に対し、職業訓練や技術移転で役割を向上させる必要があり、農民の労働効率を高めるよう求めました。
*先ごろ、グエン・タン・ズン首相はCOP21=気候変動枠組条約第21回締約国会議に出席し、演説しました。その中で、気候変動への対応に関するベトナムの公約と努力を再確認するとともに、2030年に温室効果ガスを8%削減させる。国際社会からの支援があれば、その割合が25%に達する可能性がある」とし、次のように語りました。
(テープ)
「国連総会は持続可能な発展のためのアジェンダ2030を採択しました。このアジェンダの展開のためには、私たちは決意を固め、協力を強化する必要 があります。ベトナム政府、国民を代表して、国際社会の支援に感謝し、今後もその支援を受けていきたいのです。また、気候変動に対応する決意をし、自国の 公約を徹底的に実施していきます。」
他方、会議の枠内で、グエン・タン・ズン首相や、オランダのマルク・ルッテ首相、世界銀行のローラ・タック副総裁の共催により、「ベトナムは国際社会とともにメコンデルタでの気候変動に対応」をテーマにした対話が行われました。
対話では、ベトナム・オランダ・世界銀行の共同宣言が発表され、世界各国に対し、ベトナムのメコンデルタでの気候変動対応のために力を合わせるよう呼びかけています。
*COP21への参加を終えた後、グエン・タン・ズン首相はベルギーとEU=欧州連合を公式訪問しました。ベルギー訪問中、ズン首相はシャルル・ミシェル首相と会談し、今後の協力方向について話し合う一方、経済、科学技術、ロジスティックス・サービス、交通運輸、グリーン成長、宇宙空間、教育養成分野に関する各協力プロジェクトを促進することで一致しました。他方、EUを訪問中、ズン首相は欧州委員会のジャン・クロード・ユンケル委員長と会見し、政治、経済、科学技術、エネルギー、気候変動への対応などの問題について討議しました。これを機に、ブリュッセルのEU=欧州連合本部でズン首相とユンケル委員長はベトナム とEUのFTA=自由貿易協定の交渉終結を告げる合意書の調印式に立ち会いました。調印式でズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「これまで、ベトナムと欧州連合との関係は政治、外交、文化社会、特に経済貿易分野を中心に全面的かつ積極的に発展してきました。我々はEUに対 し、来年初頭までにPCA=ベトナム・EU全面的パートナーシップ協力協定を批准するよう希望します。また、ベトナムとEUとの協力関係を深化させるた め、会合や協議を促進するとともに、情報通信、ハイテク、再生エネルギー、次世代原料、日用品、農・水産物、財政サービス、投資、医療、教育、環境保全、 気候変動への対応分野でも協力を促進する必要があると思います。」
*今週、ハノイで、 ベトナムの党、国会、政府、祖国戦線、友好諸組織連合会は、12月2日のラオス独立40周年を記念する集会を開催しました。集会で、ベトナムのグエン・シン・フン国会議長は、ラオスがこの40年、収めてきた大きな成果と勝利に祝辞を述べ、これからも、ラオスの国民はラオス人民革命党の指導の下で国の建設防衛事業を成功させるとの確信を表明しました。
*先ごろ、ハノイで、2015年末のベトナム企業フォーラムが行われました。「国際社会への参入を目指すベトナム企業の競争力向上」をテーマにしたこのフォー ラムでは、ベトナムでの投資環境の改善、環太平洋経済連携協定、ベトナムとEUの自由貿易協定などについて討議が行われました。そのほか、各企業の代表らは経営環境、通商投資、インフラ整備、人材育成、銀行を巡る各問題について意見を交換しました。
*今週、国内各地で12月3日の「障がい者デー」に応える様々な活動が行われました。その中に体が不自由な学生によるスポーツ大会や障がい者による交流会、障がい者デーを記念する集会などがありました。