4月1日から一週間の主な国内ニュース

* 今週、ベトナム政府の3月月例会議が行なわれました。この会議でなされた報告によりますと、今年第一四半期の経済社会発展状況が好転しました。3月のインフレ率は0・16%に抑え、過去最低を記録しました。輸出額は昨 年同期比で24%増にあたる254億ドルに達し、輸入超過額は急減し、輸出総額の1%にしか相当していないということです。会議でグェン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「政府の任務は生産活動を維持するため困難を乗り越えるものです。現在、農業発展と農産物の輸出を優先させる必要があります。なぜなら、GDP国内 総生産への農産物輸出の貢献度は2%となっているのです。その一方で、中小各企業が直面している困難の解決も重要な任務です」

ズン首相はこのように語りました。

* ズン首相は今週プノンペンで開催された第20回ASEAN東南アジア諸国連合首脳会議に参加しました。会議で、指導者らは「ASEANは地域の平和、安全保障、発展に向け、協力を継続するとともに、地域における中核的な役割を発揮する必要がある」との見解を示しました。これにより、ASEANは対話、信頼醸成、行動標準作りを 強化し、ASEAN友好協力条約、東南アジア非核地帯条約、南シナ海行動宣言、ASEAN地域フォーラム、拡大ASEAN国防相会議などの政治・安全保障 協力の役割を発揮する必要があると強調しました。

* 今週、ハノイで、2011年におけるベトナムの島と海の領有権、国境標識の設置に関する対外向け宣伝活動を総括し、2012年の任務を展開する会議が開催されました。会議の報告によりますと、ベトナムの島と海の領有権及び国境標識の設置に関する対外向け宣伝活動は一定の成果を収め、国内各地の人々と国外在留ベトナム人共同体に国内と世界の情勢やベトナムの対外政策への理解を深めてきました。会議で、ファム・ザー・キェム元副首相は次のように語りました

(テープ)

「海外向け宣伝啓蒙活動は国内外の情報とベトナム共産党の主張、路線などに結びつかなければなりません。この会議はベトナムの島と海の領有権、国境標識の設置に関する海外向け宣伝啓蒙活動の重要性を再確認するもので、ジャーナリストらが経験を交換する場となっています」

キェム元副首相はこのように語りました。

* 今週、全国各地で、ベトナム建国の祖フン王を偲ぶ儀式が行われました。中部ダナン市ハイチャオ村で、フン王と国の建設事業に大きく貢献してきた先祖を偲ぶために、同村の集会所の祭りが行われました。ベトナムの建国の祖フン王を供養する信仰は政治面と文化面において独特の価値があると評価されています。

* 3月31日午後20時30分、ベトナム国内各地で、地球温暖化を防止するための世界的なイベント「アースアワー2012」が行われ、数千人が参加 しました。「私と貴方、共に行動しよう」というスローガンを掲げた今年のイベントは各省庁、企業、市民に対し、気候変動への対応にあたるよう呼びかけることが狙いです。首都ハノイで、ベトナム天然資源環境省、商工省、人民委員会の代表、及び在ベトナムスウェーデン大使はこのイベントに応じるため、電気を消すアクションを行いました。

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