*9月2日に、ベトナム全国民は独立記念日68周年を迎えまました。これを機に党と国家の指導者らはホーチミン廟とバクソン犠牲者記念塔を訪れ、花輪をささげました。一方、国内各地の住民、兵士と外国人観光客合わせて5万2千人がホーチミン廟を訪問しました。また、この記念日にあたり、外国の指導者はベトナムの指導者に祝電を送りました。
*先ごろ、グエン・タン・ズン首相は中国の李克強首相の招きに応じて、中国の南寧市で開催された第10回アセアン・中国投資貿易首脳会議、及び、貿易投資見本市に参加しました。開会式で発言にたったベトナムのグェン・タン・ズン首相は、今回のサミットの意味と重要性を強調し、その中で、「この出来事はアセアン・中国の戦略的関係樹立10周年にあたり行われ、双方は2015年をめどに商取引額を5000億ドルにするために取り組んでいる」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「アセアンと中国との協力関係強化を支持・重視しています。それぞれの国の利益のためにアセアン・中国の自由貿易地域の質的向上を目指し、経験を交 換するよう希望します。各分野の発展のための協力は紛争の解決策である。双方は相互信頼を醸成し、平和対話を通じて国際法律に沿って紛争を解決する必要が あります。」
*今週、東ティモールのシャナナ・グスマン首相はベトナムを公式訪問しました。訪問期間中、ズン首相とシャナナ・グスマン首相は会談を行い、双方関係について協議しました。両首相は政治、経済、貿易、投資、農・林・水産、エネルギー、情報通信、教育養成分野での協力を強化すると強調するとともに、投資奨励保護協定の締結、食糧安全保障の確保、教育、石油ガス、観光、草の根外交を促進することで一致しました。また、双方は2010年4月、調印された経済技術協力枠組み協定の実施を継続し、合同委員会の第1回会議を早期に開催することでも合意を達成しました。
*5日から9日にかけてマレーシアのアブドル・ハリム国王夫妻は国賓としてのベトナム訪問を行っています。この訪問はベトナムとマレーシアの外交関係樹立40周年を記念する活動の一環で、両国間の多面的な友好協力関係に節目を記すものとなります。また、アブドル・ハリム国王の今回のベトナム訪問は経済、貿易、投資などの分野における両国関係の強化を目指すものとみられます。
*9月5日、ハノイで、「新時代に向けた日越協力」をテーマにしたベトナム・日本経済サミットが開催されました。政府や各地方の機関から代表、講演者およそ400人が参加しました。このサミットではベトナムの金融改革や、インフラ開発向けの投資の民間化、人材の質的向上など日系企業が関心を寄せている課題について意見交換が行われました。席上、日系企業は、行政手続や投資活動に関連する未解決問題を率直に指摘した上で、ベトナムの投資環境改善や競争のためのメリットの活用などのために解決策を提案しました。
*9月5日、国内各地の各学校で新学年の始業式が行われました。グエン・スアン・フック副首相は北部山岳地帯イエンバイ省の少数民族寄宿高校の始業式に参列し、「教育は第一の国策であり、 国の発展に大きく貢献している」と述べるとともに、地方行政と党委員会に対し教育事業に関心を寄せ、困難を抱えている家庭の子供が学校に通うよう有利な条件を作り出 すことを求め、次のように語りました。
(テープ)
「イエンバイ省教育部門に対し、2011年から2020年期の教育発展戦略を精力的に実施し、教育の全面的刷新に向けて2013~2014学年の任 務を全うするよう求めます。また、少数民族寄宿高校をはじめ、イエンバイ省の学校は収めた結果と経験を生かして、困難を乗り越えて、教育、学習に励むよう希望 します。」