1月20日から一週間の主な国内ニュース

* 今週、ベトナムのグエン・フーチョン共産党書記長は1週間の日程でベルギー、EU=欧州連合、イタリア、イギリスへの歴訪を行いました。この歴訪はベトナムと西欧諸国との関係の強化に大きく寄与しました。特に、ベトナムとイタリアは両国関係を戦略的パートナーシップに格上げしました。チョン共産党書記長とイタリアのナポリターノ大統領との会談後の共同記者会見で、チョン書記長は会談の結果に触れ、次のように語りました。

(テープ)

「我々は殆どの分野での協力計画で合意を達成し、ベトナム・イタリア国交樹立40周年記念にあたり、戦略的パートナー関係を構築することで一致しま した。また、これは政治面での相互信頼、相互理解、共に困難を乗り越え、将来に向かう意向を示すものです。我々はこの40年における協力関係の成果を活用 し、経済、貿易、投資分野を中心に、両国の戦略的パートナー関係を深化させる計画があります」

チョン書記長はこのように語りました。

* 今週、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス大統領はチュオン・タン・サン国家主席の招きに応じて、ベトナム公式訪問を行いました。21日、同大統領はサン国家主席と会談しました。席上、双方は両国の協力関係の成果を高く評価するとともに、双方が関心を寄せている諸問題について話し合いました。双方は協力強化のほか、国連、東アジア、ラテンアメリカ、WTO=世界貿易機関などの国際フォーラムにおいて緊密な関係を維持することで一致しました。

* 25日午前、ハノイで、ベトナムでの戦争終結・平和回復に関する「ベトナム和平パリ協定」締結40周年を記念する式典が行われ、グエン・フー・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・シン・フン国会議長をはじめ、老革命家、英雄称号を与えられた母親、歴史の証人、外国人代表らが参列しまし た。式典に挨拶に立ったサン国家主席は「40年前に締結されたパリ和平協定の交渉は史上で最も困難で長く続いた交渉であり、ベトナム外交史の輝かしい勝利である」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「交渉を行うとともに、国際社会にベトナム国民の平和への願いと解放闘争への理解を深め、侵略戦争の残酷さと不正を摘発するため、交渉に際し行われていた草の根外交活動は世界各国にアメリカに反対し、ベトナム支持運動を繰り広げました。国際社会の友人の援助と支持はベトナム国民の侵略者との闘争歴史 の一部分となっています。今後も、皆さんはベトナム国民の祖国建設防衛事業を支援し続けることを確信します。」

サン国家主席はこのように語たりました。

* 23日午前、ハノイで、グエン・タン・ズン首相とベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のフイン・ダム議長は政府とベトナム祖国戦線中央委員会による年次合同会議を共催しました。会議で、ズン首相は「今年、政府と祖国戦線は緊密に連携し、経済社会発展、社会安全保障と社会福祉の確保などを精力的に実施するよう」求めました。また、ズン首相は各省庁と各地方に対し、各レベルの祖国戦線と協力し、民族大団結作り、政策や体制の充実に励むよう要請しました。

* 23日午前、南部のバリアブンタウ省で、民族及び男女平等に関する政策の実施を法律制定及び少数民族の人々が住む地域における法律と政策の実施の監査と結び付ける会議が開催されました。会議で発言に立ったトン・ティ・フォン国家副議長は 「ベトナム共産党と国家は民族及び民族大団結問題に関心を払っている。そのため、教育や医療、インフラ整備、貧困解消などに関するおよそ40のプロジェクト山岳地帯、僻地で実施されている」と明らかにしました。会議で、民族に関する政策、男女平等の実施状況などに関する報告書がなされました。

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