(VOVWORLD) - 今週の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。
*4日午前、ハノイで、第12期ベトナム共産党中央執行委員会の第6回総会が開幕しました。会議で、党中央執行委員会は、2017年の経済社会と財政・予算の状況、2018年の経済社会発展計画と財政・予算案、国民の健康保護作業と人口問題、国家機関の活動の効果向上、政治システムの健全化などについて協議する予定です。
開幕式で演説にたったチョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「党中央委員会委員に対し、未解決問題や、弱点とその原因を客観的に分析・評定するよう求めます。同時に、自分が担当する機関と分野の活動から経験と教訓を引き出し、この30年間に実施されてきたドイモイ刷新事業を総括するした上で、今後の方向、任務、目標を出す必要があります。それらの方向、任務、目標は、政治システム全体や、党、国家、祖国戦線の各機関、社会団体の現状に合致し、問題解決と組織健全化に役立つものでなければなりません。」
*2日から6日にかけて、ラオスのトーンルン・シースリット首相はベトナム公式訪問を行いました。ベトナムの指導者らとの会談・会見で、双方は高級代表団による相互訪問や両国の指導者が達成した合意書の実施を促進することで一致しました。また、貿易、国防・安全保障・教育養成分野などでの協力の強化についても討議が行われました。
*2日にハノイで行われた政府の9月月例会議で、フック首相は「第3四半期に、全国の経済の成長率は7.46%に達し、著しく増加している。今年は、こうしたスピードを維持すれば、政府が、党中央と国会から託された13の指標を完全に完成させる最初の年である」と明らかにしました。また、フック首相は、各省庁や部門に対し、輸出の伸び率を計画の3倍増に当たる20%~21%にするよう求めました。
今年の任務を立派に果たす為に、フック首相は次のように訓示しました。
(テープ)
「9ヶ月のGDPの平均成長率は6.41%に達し、昨年同期より増加しましたが、今年通年の成長率を6.7%にするためには、第4四半期は7.4~7.5%に達する必要があります。この数字を達成することは容易ではないでしょう。ですから、各部門や各分野は再点検すべきです。中でも、各部門はデメリットや弱点を克服し、重点地方は具体的な措置を講じなければなりません。」
*4日、タイの首都バンコクで、世界銀行は東アジア・太平洋経済の最新報告を発表しました。これによりますと、ベトナム経済展望は前向きで、今年の成長率がおよそ6・3%に達する見通しであるということです。
*2日、東北部クアンニン省ハロン市で、「自身の発展と人格練磨のための学習」をテーマにした「生涯学習運動に対応するウィーク」の開幕式が行われました。
席上発言にたったフン・スアン・ニャ教育訓練大臣は、教育部門に対し、競争運動を促進するとともに、各レベルの教育・訓練の質的向上に力を入れていくよう呼びかけました。また、生徒、学生の能力と遵法意識の向上の重要性も訴えました。
なお、教育訓練部門が「生涯学習運動に対応するウィーク」を開催するのは今年で5年目となっています。今年は、10月2日から8日まで、全国規模で行われるということです。
*中秋節にあたり、今週、 ハノイで、「お月見・ベトナムの児童に夢を灯す」という全国各地の子供を対象にしたイベントが行われ、孤児、体の不自由な子供、貧困な状態にある家族の子供など合わせて300人が参加し、プレゼントを受けました。
席上、挨拶に立ったグェン・ティ・キム・ガン国会議長は、「子供はそれぞれ家族の希望であり、国の将来で、 具体的な行動で、子供たちに、生活や、学習、娯楽の面で、最も素敵なものを与えるよう」訴えました。