10月18日からの主な国内ニュース

*20日午前、ハノイで、第13期ベトナム国会第10回会議が開幕しました。会議では、2015年の経済社会発展と国家予算の実施状況に関する報告、2016年の経済社会発展計画や国家予算案、2011年から2015年までの経済社会発展計画の実施に関する政府報告などについて討議が行なわれるとしています。また、国会は第14期国会議員選挙の日と2016~2021年任期の人民評議会代表選挙の日を決定するとともに、国家選挙評議会を設立し、設立同評議会の議長と副議長を選出する予定です。

開会式でグェン・シン・フン国会議長は挨拶を行い、「今回の国会会議は法律制定作業を中心に様々な重要な内容を採択する」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「今回の会議で、国会は18件の法案と決議案を採択するほか、8件の法案について意見を集約します。ベトナム法制度の健全化、人権保護、国防防衛事業の促進、社会秩序維持に向けて、国会は各法案を集中的に討議、採択します。」

*今週、党と国家の指導者らは各省・市の2015年~2020年期の党大会に出席しました。23日、グェン・フ・チョン共産党書記長は北部トゥエンクアン省党委員会大会に出席した際、トゥエンクアン省の党委員会、行政当局、及び省民が収めてきた成績を表彰すると共に、同省が経済発展、経済構造転換を成長モデルの刷新と結びつけて推進し、農業・林業の再構築や先端技術の応 用行政改革・経営投資環境の改善などを集中的に行なう必要があると要請しました。他方、22日午前、開催された北部港湾都市ハイフォンの党委員会大会で、グェン・タン・ズン首相は発表を行い、その中で、「ハイフォン市の党 委員会の建設は同市を発展させるため決定的な意義を持つものである」と述べました。また、ズン首相は「今後も、ハイフォン市は投資経営環境の改善、インフラ整備、工業、 サービス業への外国投資の誘致、及び、新農村づくり運動の質的向上といった3つの突破口の実施に力を入れるよう」求めました。

*ベトナムのグェン・フ・チョン共産党書記長とチュオン・タン・サン国家主席の招きに応え、19日から22日にかけて、カンボジアのノロドム・シハモニ国王はベトナム訪問を行ないました。19日夜、中部フェ市で、サン国家主席は、シハモニ国王と会見し、サン主席は「ベトナムの党と国家、国民は両国国民の利益、地域と世界の平和・安定・協力と発展 の為にカンボジアとの伝統的友好関係と良好な協力の推進を重視し、最優先課題として見なしている」と強調しました。

*貧困者のための行動月間にあたり、去る18日、ベトナム労働傷病軍人社会事業省のファム・ティ・ハイ・チュイェン大臣は、ベトナムの国営テレビ局の「国民が聞き、大臣が答える」という番組で出演し、ベトナムの貧困対策について質問に答えました。同大臣によりますと、ベトナムは貧困削減に関する国連のミレニアム開発目標を2年早く達成し、この目標を最も早く実現させた6カ国の中の一つとなりまし た。チュイェン大臣は、これはベトナムの共産党と政府が貧困削減を社会福祉事業の最も重要な課題としていることによるものであると明らかにし、次のように 語りました。

(テープ)

「政府は、貧困者を対象とした農業用土地の提供や、借金の供与、無料補助など様々な政策を取っています。また、医療の補助も実施しています。政府は貧困世 帯の場合、医療保険料の全額を支払う他、教育、住宅、水道などの補助を実施します。そして、最も貧困な状態にある64県に対し、道路や水利施設などインフ ラ整備を行なうほか、貧困状態にある他の30県に対し、インフラ整備に必要な投資額の7割を補助しています。」

*先頃、ベトナムがECOSOC=国連経済社会理事会理事国に選出されたことに関して、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は国内の報道機関のインタビューに応 えた際、「ベトナムはアジア諸国の中で、最高の得票率で、2016年~2018年期の国連経済社会理事会理事国に選出された。これは国際社会におけるベトナムの地位、また、経済社会発展へのベトナムの貢献に対する国際社会の高い評価を示す」と強調しました。

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