10月26日から一週間の主な国内ニュース


*  今週、ハノイで開催中の第13期国会第8回会議が2週目の議事日程に入り、今年の経済社会状況と来年の計画について討議が行われました。ディン・ティン・ズン財務大臣は「公的債務は多くの試練に直面している」と明らかにしました。ズン大臣によりますと、公的債務が急増しており、2011年に、GDP=国内総生産の50%に相当しましたが、2013年に54・2%、2014年に60・3%に達し、そして、来年に64%に上る見通しだとしています。

この問題の解決策に関し、ズン大臣は次のように語りました。

(テープ)

「今後、国会に国家予算法案、公的債務管理法改正案を上程します。生産、経営活動を促進し、不正商取引対策や、税金債務対策、歳入確保などに力を入れます。今後、各歳入源を点検します。予算超過支出問題の解決を進めていきます」

さらに、戸籍法案や、民間航空法案、国家予算法改正案なども討議されました。

*  今週、グェン・タン・ズン首相はインドのモディ首相の招きに応じて、インド公式訪問を行いました。両首相は両国間の戦略的パートナーシップを全面的に発展させていくことを公約しました。さらに、各レベルの訪問団の交換、党、国会、政府機関の交流、草の 根外交活動を一層強化することや、科学技術、文化、教育などの分野での協力を深化させること、国際場裏での協力、協調を促進することなどで一致しました。

会談後の記者会見でズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「我々は2020年に両国間の貿易額を150億ドルにすることで一致しました。また、両国の企業が石油ガスや、エネルギー、インフラ整備、情報技術、化 学、肥料、製薬、農産物加工などの分野で協力を強化するために有利な条件を作り出すことにも合意しました。ベトナムは、各企業がインドの『メードインイン ド』というプログラムに参加することを奨励します」

訪問期間中、ズン首相は、インド大統領を封建訪問したほか、各企業の代表と会合しました。

*  今週、タンザニアのジャカヤ・ムリショ・キクウェテ大統領はベトナム公式訪問を行いました。同大統領は、チュオン・タン・サン国家主席と会談するほか、グエン・フー・チョン党書記長や、グエン・シン・フン国会議長らと会見しました。これらの席で、双方は各レベルの訪問団の交換や草の根外交活動の促進、各都市間の姉妹関係の構築などを通じて、政治関係を強化することで一致しました。

*  28日、ハノイで、政府の10月の月例会議が開幕しました。会議で、グェン・タン・ズン首相は政府閣僚に対し、公的債務と予算の歳入と歳出、企業の困難の 解決などの問題について討議を集中的に行うよう要請しました。不良債務の処理に関して、ズン首相は「今年始めから、政府は銀行システムの再構築と不良債務 の処理を両立させる主張を精力的に実施するよう指導した。これを基礎に、政府は2015年に、不良債務の割合が3%まで削減する目標を掲げている」と明ら かにしました。

*  ベトナムとスウェーデンとの外交関係樹立45周年を記念して、30日午前、ハノイで、「ベトナム・スウェーデン友好の伝統」をテーマとした交流会と座談会が行われました。 交流会で、ベトナム・スウェーデン友好協会のホアン・テー・リェン会長は「長年以来、ベトナムとスウェーデンは友好関係がある。ベトナムへのスウェーデンの支援はベトナムの経済改革と世界経済への参入に寄与してきた」と明らかにしました。 

 

ご感想

他の情報