11日からの一週間の主な国内ニュース



*10日から15日にかけて、グエン・スアン・フック首相率いる政府代表団は中国公式訪問を行いました。訪問期間中、フック首相は中国の習近平共産党総書記兼国家主席と会見し、李克強首相らと会談した他、第13回中国・ASEAN博覧会と第13回中国・ASEANビジネス投資サミットに参加し、広西チワン族自治区と香港特別行政区を訪問しました。

会見や会談で、双方は新たな時期におけるベトナム・中国の戦略的かつ全面的パートナー関係の深化や共に関心を寄せている地域と国際問題などについて意見交換しました。さらに、双方は互いに尊重し、政治的信頼の向上、互恵を基礎とする協力の強化、不一致点の妥協、戦略的かつ全面的パートナー関係の健全な発展に尽力すると強調しました。訪問期間中、フック首相は中国の一流企業との円卓会議を行い、次のように語りました。

(テープ)

「国内外の企業に向け、オープンで明確な経営環境づくりに力を尽くし、投資家の成功をベトナムの成功と見做しています。また、清廉な政府の構築、行政改革、競争力の向上に向け、断固たる行動をとる決意です。ベトナムの各レベルの行政当局は国内外の投資家の意見に耳を傾け、生産経営の困難の解決に積極的にあたる必要があります。」

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*今週、ハノイで、第14期国会常務委員会第3回会議が開幕しました。開幕式で、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は、今回の会議は、10月20日に開幕する予定の第14期国会第2回会議を準備するためのもので、第13期国会に提出された協会法案、信仰宗教法案、資産入札法案について討議するほか、水利法案や貿易管理法案、観光法改正案など、今国会に提出する予定の10件の法案についても意見交換をすると明らかにしました。貿易管理法案の討議で、ガン国会議長は「法案の中に、輸出入禁止品目を具体的に規定する必要がある。」との見解を述べ、次のように語りました。

(テープ)

「この規定は貿易管理法に入れるのではなく、政府に託されれば、憲法の精神に合致するかどうかを判定させたいのです。出来ればこの法律に具体的な規定を盛り込む為に、よく検討した方が良いのではないかと私は思っています。」

*今週、ブリュッセルにあるEU=欧州連合本部で、「ベトナムとEUとのFTA=自由貿易協定、新しいチャンス」をテーマにしたシンポジウムが行われました。

このFTAに関するシンポジウムが開催されるのは今回が初めてです。席上、この協定のメリットなどが詳しく紹介・説明されました。EU交渉団のモーロ・ペトリシオネ団長は、このFTAの戦略的意義を強調した上で、「ベトナムは、EU企業とASEANなどの大きな市場を結び付ける架け橋となる」との見解を示しました。

*今週、ハノイ市内の国子監で、ベトナムにおけるベルギーのワロン・ブリュッセル共同体成立20周年記念式典が行われました。式典で挨拶に立ったワロン・ブリュッセル地域のリュディ・ドゥモット首相は、ワロン・ブリュッセルとベトナムとの協力関係が良好に発展していることに喜びの意を表明すると同時に、この協力関係は益々持続的かつ緊密に発展してゆくとの希望を表明しました。一方、ベトナム外務省のグェン・コック・ズン次官は「この20年間、ワロン・ブリュッセル地域は、ベトナムの信頼たるパートナーになっている。これまでに、同地域はベトナム全国各地において、大学教育、職業訓練などの分野に関する複数のプロジェクトを成功させた。」と強調すると共に、「ベトナムとワロン・ブリュッセル地域との協力関係はベトナムとベルギーを結ぶ重要な架け橋である。」と明らかにしました。

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