11月22日から一週間の主な国内ニュース



*     今週、ハノイで、第13期国会第10回会議が閉幕しました。今回の会議では、16の法案や、法改正案が採択されました。また、8件の法案が継続審議になりました。特に、今後5年間の国の経済社会発展計画も討議されました。また、国家選挙評議会議長や、国会理事長も選出されました。開催期間中、閣僚らによる質疑応答も行われ、国民から高評を得ています。

*     今週、チュオン・タン・サン国家主席は、ドイツのヨアヒム・ガウク大統領の招きに応じて、ドイツ国賓訪問を行いました。訪問期間中、サン主席はガウク大統領と会談し、両国関係強化策などについて討議し、合意を達成しました。サン主席は次のように語りました。

(テープ)

「EU=欧州連合は経済貿易投資の分野でベトナムの第一のパートナーとなっています。ベトナムとEUは長年にわたり、自由貿易協定の交渉を行なってきました。協定の採択により、今後、ベトナムとEUとの貿易投資協力は迅速に発展していくでしょう。ベトナムとドイツはこの先5年、両国の商取引額を倍増、ドイツの直接投資額を50億ドル以上に引き上げる決意を固めました。ベトナム、ドイツ、また、ベトナム・EUの関係は明るい未来を迎えると確信します。」

また、サン主席はドイツのメルケル首相とも会談しました。席上、両指導者は両国企業による協力、投資、経営の強化に有利な条件を作り出すことで一致しました。

*     今週、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は、「ベトナムとカンボジアは国境標識30号と275号を設置した」と明らかにし、「これは両国間の国境線を平和・友好・協力のものにすることに寄与する」と語りました。また、海上紛争問題に関し、ビン報道官は、次のように述べています。

(テープ)

「ベトナムは、東部海域での領有権紛争の当事国で、これらの紛争を1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従って、平和的措置で解決することを支持しています。」

*     今週、南部ブンタウ市で、ベトナム東部海域に関する国際シンポジウムが行われました。席上、32件の報告が出されましたが、いずれも、領海紛争解決のための1982年国連海洋法条約の重要性を強調しました。

*     今週、中部ダナン市で、ASEAN情報通信閣僚会議が行われ、ASEAN東南アジア諸国連合加盟10カ国の情報通信担当閣僚、日本、中国、韓国の対話3カ国の代表、レ・ルオン・ミンASEAN事務局長、及びITU国際電気通信連合のマルコム・ジョンソン事務総局次長らが参加しました。「デジタルを土台にした全面的発展・安全的かつ着実なASEAN協同体に向かう」をテーマにする今回の会議で、閣僚らは2010年~2015年期のASEAN情報通信技術総合計画の完了に関する宣言を出すほか、AIM2020ASEAN情報通信技術総合計画を公表しました。

*     今週、ハノイで、ベトナムジャーナリスト協会は、ASEAN東南アジア諸国連合ジャーナリスト連盟設立40周年を記念する式典を行いました。また、第18回ASEANジャーナリスト連盟総会も開催されました。

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