12月1日から一週間の主な国内ニュース


*     3日、チュオン・タン・サン国家主席率いるホーチミン市国会議員代表団は同市第1区と第3区の有権者と会合を行いました。会合で、有権者らは、先頃行われた第13期国会第8回会議が国の経済社会発展、教育訓練、国防安全保障に関する重要な問題を討議したことを高く評価しました。一方、サン国家主席は有権者らの意見に耳を傾けた上で、「2015年、ベトナムは国内企業の生産活動の回復の他、公的債務の管理、経営環境の改善などに引き続き努力する必要がある」と述べました。

*     12月2日、ハノイで、第5回ベトナム復員軍人協会愛国競争全国大会が開幕し、会員530人が参加しました。大会で発言にたったチュオン・タン・サン国家主席はこの25年間における復員軍人協会の成果を高く評価し、次のように語りました。

(テープ)

「復員軍人協会は団結し、会員らに対し、ベトナム人民軍の良き伝統を発揮し、民族の大団結作り、愛国競争運動、経済・文化・社会発展事業、安全保障事業に積極的に参加するよう働きかける必要があります。これは最重要な任務です」
このように語ったサン主席は、復員軍人らに対し、ホーチミン主席の思想の具体化を目指し、祖国戦線と連携して、社会監視と社会問題の議論・提言といった役 割に関する党政治局の決議を実現し、新農村づくり運動、居住地での文化的生活作り運動などに積極的に参加するよう求めました。

*     今週、ロシアのセルゲイ・エフゲニエヴィチ・ナルイシキン下院議長は、グエン・シン・フン国会議長の招きに応じて、ベトナム公式訪問を行いました。ナルイシキン議長との会談で、フン議長は、「ロシアはベトナムの最重要な相手国の中の1つで、ベトナム向けの最大武器輸出国となっている」とした上で、「ベトナムはロシアとの関係を新しい発展段階に押し上げたい意向がある」と語りました。一方、ナルイシキン下院議長は「今後、ロシアはナノテクノロジー、情報技術、レーザーテクノロジー、バイオテクノロジーなどの分野におけるベトナムとの協力を優 先課題として発展させていく」と明らかにし、「ベトナムとロシア・ベラルーシ・カザフスタンの3カ国関税同盟とのFTA=自由貿易協定が早期に締結され、 両国間の貿易投資関係の強化に寄与するよう」希望を表明しました。

*     今週、ハノイで、グェン・タン・ズン首相の主催により、政府の11月の月例会議が行われました。会議の報告によりますと、11月と今年始めからの 11ヶ月間の経済社会が前向きに変化し、多くの成果を収めました。その中で、マクロ経済が安定し、GDP国内総生産の成長率はこの2年間の同期と比べて高まっ ています。今年のGDPの成長率は目標値である5・8%を上回る見通しです。インフレ率が抑制され、11月のCPI 消費者物価指数は前月と比べて0.27%減となったとしました。会議で、ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは、法治国家や、市場経済体制の完備、国民の合法的な権利の保護に力を入れています。また、行政改革や、経営環境の改善なども進めています。これらは、経済発展や、経済の競争力の向上にとって決定的な要素です」

*        ハノイで、VBF=ベトナムビジネスフォーラム2014が開幕しました。今年のテーマは「ベトナム企業が新しい貿易協定へ向けて」です。今回のフォーラムの主要議題は、前回のフォーラムで取り上げられた問題の解決策や、ベトナム・EU=欧州連合自由貿易協定、TPP=環太平洋経済連携協 定、金融分野の不良債務、民間セクターの発展の刺激、労働問題、国営企業の株式化の加速、行政改革、各自由貿易協定加盟プロセスにおける問題とその解決策 などとなっているということです。

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