・ 12月3日から8にかけて、ベトナムのグェン・シン・フン国会議長率いる代表団はタイの国民議会議長、及び、日本の参議院議長の招きに応じて、タイと日本の公式訪問を行いました。
ベトナム代表団とタイ下院代表団との会談
タイの訪問で、フン議長は、タイのインラック・シナワット首相と会見し、ソムサク下院議長と会談しました。席上、双方は両国の議会と政府はあらゆる分野において協力関係を強化するため努力することを希望すると同時に、各レベルの訪問団の交換、ベトナムタイ友好議員連盟の活動の強化で合意しました。
ベトナム代表団と日本参議院代表団との会談
一方、日本を訪問期間中、フン国会議長は参議院の平田健二議長と会談しました。席上、双方は、立法分野での協力関係を引き続き強化するとともに、多くの分野における良好に発展しているベトナムと日本との戦略的なパートナー関係の促進に引き続き寄与することで一致しました。
・今週、ハノイで「地方での汚職防止対策・実状と解決策」をテーマにした第11回汚職防止対策に関する対話が行われました。
フック副首相
対話で発言に立ったグエン・スアン・フック副首相は次のように語っています。(テープ)
「汚職防止対策は長期的な戦いで、すべての国の協力を必要としています。この対話で、ベトナム政府、各レベルの行政府、中央各省庁は汚職防止を断固として進める決意を示します。また、ベトナムは各国や国際組織との協力を強化し、情報交換や、技術援助、財産の回収に際しての司法面での援助を行うことが狙いです。ベトナム政府と支援者による汚職防止対策に関する対話は効果的な情報交換チャンネルとなっており、ベトナムの汚職防止対策事業に対する国際社会の技術援助の促進に寄与すると思います。」
フック副首相はこのように語りました。
・ 今週、ハノイで、「農業部門の再構築・持続的発展と付加価値」と題する会議が行われました。会議でなされた報告によりますと、ベトナムの農業生産活動は環境に消極的な影響を与えており、今後、農業生産の持続的発展は重要な課題となるとしています。
席上で、ベトナム農業農村開発省のカオ・ドゥク・ファット大臣は次のように語りました。
「テープ」
「この会議を通じて、農業農村開発省は農業部門の再構築の試練、チャンス及び戦略に関する投資家や支援者、企業経営者、専門家、学者の意見を耳に傾けたいのです。これにより、この再構築事業を2013年の農業発展計画の実施と結び付けるためにコンセンサスが達成されるよう希望します」
ファット大臣はこのように語りました。
・ 今週、ベトナム外務省のルオン・タイン・ギー報道官は、ベトナム東部海域での中国側の動きに関する記者団の質問に答えました。
ギー報道官によりますと、これらの動きは、中国・海南省が沿海治安管理条例を改正し、その中で、ベトナムのチュオンサとホアンサの両群島を中国領にすることや、中国がチュオンサとホアンサの両群島を中国領にするいわゆる「三砂市」の地図を発行すること、ベトナムの調査船「ビンミン02」の地震観測用のケーブルが中国漁船で切断されたことだということです。
ギー報道官は次のように語りました。「これらの行為はベトナムの領土を深刻に侵犯するものです。また、両国の指導部間の合意、南シナ海での行動宣言に逆行し、この海域での情勢を複雑化させるものです。ベトナム外務省はベトナム駐在中国大使館に公文書を手渡し、強く抗議しています」
ギー報道官はこのように語りました。
・「ベトナム北部フート省のフン王を偲ぶ信仰」が人類の世界無形文化遺産として正式に認定されました。
フン王を偲ぶ祭り
ユネスコの決定によりますと、フン王を偲ぶ信仰は先祖代々に対する尊敬を現われ、民族の誇りを示しており、コミュニティの団結につながっているということです。