(VOVWORLD) -今週一週間の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。
・ 今週、ハノイで、第13回国会常務委員会会議が行われました。今回の会議で、同委員会は、都市の建設と建築、都市インフラなどに関する国家管理を担当する関連各省庁の大臣や指導者に対する質疑応答を行いました。また、BOT方式による交通工事の投資と開拓に関する政策や法律の実施状況の監視を行った他、「2011~2016年期の国家行政機関改革に関する政策や法律の実施状況」の監視結果、及び、幾つかの法案に意見を提出しました。
・ タイのプラユット・チャンオチャ首相の招きに応え、17日から19日にかけてベトナムのグエン・スアン・フック首相率いる高級代表団は、タイ公式訪問を行いました。訪問期間中、フック首相は、タイのプラユット・チャンオチャ首相と会談し、国家立法議会のポンペット・ウィチットチョンチャイ議長、プレーム・ティンスーラーノン枢密院議長と個別会見しました。この際に、フック首相は、ベトナム・タイビジネスフォーラムの開幕式に出席し、演説を行いました。その中で、フック首相は「現在、タイはベトナムに投資総額80億ドル相当の470件の投資プロジェクトを実施している」と明らかにしました。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムとタイは経済関係において、多くの成果を収めてきましたが、両国の潜在力を十分に活用していません。今回のタイ訪問後、両国間の投資協力が一段と強化されることを確信しています。」
・13日から16日にかけて、タイ国家立法議会のポンペット・ウィチットチョンチャイ議長率いる代表団はベトナム公式訪問を行いました。訪問期間中、同議長は、ベトナムのグェン・ティ・キム・ガン国会議長と会談し、グェン・スアン・フック首相を表敬訪問し、ベトナム・タイ友好議員グループと懇親会を行いました。これらの席で、双方は「今後も、両国の立法機関が常に両政府による締結済みの協力合意書の実施状況を監視し、各レベル代表団の交換を維持する」ということで一致しました。また、双方は、農業分野に関する協力覚書や、「海上での漁業活動ホットラインの開設」に関する合意書の早期締結についても討議しました。
・今週、外務省の定例記者会見で、レ・ティ・トゥ・ハン報道官は先頃、アメリカ国務省がベトナムを含む世界各国の信教の自由に関する年次報告書を公表したことに関し、記者のインタビューに応え、次のように強調しています。
(テープ)
「ベトナムの一貫した政策はある宗教を信仰し、又は、信仰しない自由権を尊重することです。これはベトナムの憲法に明記され、法律により保障されています。これにより、ベトナムの宗教活動が活発に行なわれています。法律には宗教・信仰の理由で市民の差別待遇が禁止されます。現在、ベトナムは市民の宗教・信仰の自由権を確保するため、様々な政策と措置をとっており、その中に、2016年11月、国会で可決された宗教・信仰法があります。アメリカ国務省が公表した世界各国の信教の自由に関する年次報告書2016版はベトナムの実状に沿って、調整がありましたが、正しくない情報を基にした評価を出しました。」
・18日、ホーチミン市で、SOM3=第3回高級実務者会合が1日目の議事日程に入り、11件の会議が行われました。SOM3は8月30日まで行われ、75件の会議や、セミナー、ダイアローグが含まれます。参加者らは貿易と投資の自由化と円滑化をはじめ、APECの長期的な計画と優先課題の展開、APEC閣僚級会合に上程する文書、11月にダナン市で開催されるAPEC首脳会議の議事日程などを討議します。APECのSOM会長を努めるベトナムのブイ・タイン・ソン外務次官はこれらの会議を主催するということです。