2月15日からの主な国内ニュース

先頃、ハノイで、チュオン・タン・サン国家主席は群馬県の大澤正明知事率いる企業代表団と会見しました。

席上、サン主席は、「同代表団のベトナム訪問が両国関係の強化に寄与する」と高く評価するとともに、群馬県がおよそ3000人のベトナム人実習生を受け入れてきたことに感謝の意を表明しました。また、「TPP=環太平洋経済連携協定が発効してから、ベトナムと群馬県との科学技術協力が大きく発展するよう」希望を表明しました。

今週、国会常務委員会の第45回会議が開幕し、24日まで行われる予定です。開会式で、グエン・シン・フン国会議長は「今回の会議で、国会各機関、政府、国家主席、司法機関の活動を総括する。また、2013年憲法の施行を手解きする文書や法律を採択するとともに今後5年の経済社会発展、国防・安全保障任務を定める。さらに第11回国会会議でTPP=環太平洋経済連携協定を批准できるよう準備を急ぐ」と明らかにしました。

また、フン議長は国会常務委員会に対し、国会議員と各レベルの人民評議会議員選挙の準備作業を点検するよう求め、次のように語りました。

(テープ)

「この選挙は国民の意思と願望を代表し、国民に奉仕できるような国会議員と人民評議会議員を選出するためのものです。第11回国会会議を控え、私たちは重要な任務を果たさなければなりません。国会常務委員会の委員らが責任感を高め、第11回会議の成功のために力を尽くすよう希望します。」

先頃、ハノイで、グェン・スアン・フック副首相は政府の2016年の活動を展開する会議を主催しました。席上、フック副首相は、「各省庁は、政府及び首相の指示を精力的に実施すると共に、第12回党大会が打ち出した各目標を成功裏に実現する必要がある」と強調しました。また、フック副首相は、旧正月テトにあたり、各省庁が実施した治安秩序の確保を目指す諸措置を高く評価しました。

17日、各地方は、第14期国会議員の候補者の構造、定員を討議する協商会議を開催しました。
16日にハノイで行われた第14期国会選挙に関する第1回協商会議で、国家選挙評議会議長を務めるベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・ティエン・ニャン議長は「今年5月22日に行われる第14期国会選挙は2016年における重要な政治的出来事である。この選挙は2015年の国会と人民評議会選挙法に基づいて実施される。これにより、祖国戦線は、この選挙が民主的、かつ、平等に実施されるように参加するという責任と権利がある」と明らかにしました。
ニャン議長は次のように語りました。

(テープ)

 「祖国戦線の最も重要な任務は法律の枠内で、基準を十分に満たす人物を候補者として推薦するということです。これは国家選挙評議会が候補者名簿を作成・公表するための重要な手順です。また、各地方の選挙委員会は各レベルの人民評議会の候補者名簿を作成・公表します。」

17日、ホーチミン市で、ベトナム科学技術省のFIRST=科学技術研究の刷新プロジェクトは、国外在留ベトナム人の連絡会と協力し、国外在留ベトナム人専門家との集いを開催しました。

科学技術省のグエン・クアン大臣は、「近年、ベトナムは科学技術発展事業に良い条件をつくるため、法律完備を進めている。経験を持っている国外在留知識人は科学技術刷新事業に大きく貢献してきた」と強調しました。また、クアン大臣は、国外在留知識人は国の科学技術分野の主力人材としての役割を果たしていると評価しました。