2月21日からの主な国内ニュース


*17日から25日にかけて、ハノイで、国会常務委員会は第45回会議を開き、来る3月21日に開幕する予定の第13期国会第11回会議の準備作業について協議しました。会議で、グエン・シン・フン国会議長は、国会常務委員会は、第13期国会第11回会議を周到に準備するために、第46回会議を開くと明らかにし、次のように語りました。
(テープ)

「第13期国会第11回会議は、今国会の最後の会議で、課題が多いです。そのため、国会議員に対し、責任を持って党・国家・国民に委託された任務を全うするように全力を尽くしていただきたいと思います。今まで10回にわたって開催された今国会の会議は全国の有権者にいい印象を与えていますが、今回の第11回会議もより成功し、第13期国会に対する国民の信頼を得られるように努力していきたいと思います。」

*先週、WB世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は、ベトナムを訪問しました。ベトナムの指導者との会見で、キム総裁は、ベトナムは世界各国の中で、貧困解消事業でトップに立っている国で、発展の模範になっていると高く評価しました。キム総裁は、今後も、ベトナムの貧困解消事業を引き続き支援すると強調しました。この機に、世界銀行は、「ベトナム2035・繁栄、創造、公平、民主へ向けて」と題する報告を発表し、今後も、ベトナムの気候変動への対応、再生エネルギーの開発などを引き続き支援すると公約しました。

*25日、ハノイで、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は国際記者会見を開き、ベトナム東部海域(南シナ海)での中国の軍事拠点化を非常に懸念していると強く批判しました。ビン報道官は、中国がこの海域にあるベトナムのホアンサとチュオンサの両群島に地対空ミサイルやレーダーを配置することはベトナムの主権を深刻に侵犯しているだけでなく、地域の平和と安定も脅かしていると強調しました。ビン報道官は次のように語りました。
(テープ)

「ホアンサとチュオンサの両群島に対するベトナムの主権は争う余地のないものです。ベトナムと国際社会の反発と懸念にもかかわらず、中国は、ベトナム東部海域におけるベトナムの主権を侵犯するだけでなく、この海域の軍事拠点化の促進で地域の平和・安定、及びベトナム東部海域の安全保障、航行の自由と安全を脅かしています。ベトナムは、中国によるベトナム主権への侵犯行動を強く反発し、中国に対し、1982年国連海洋法条約とDOC=海上行動宣言を始め、国際法を遵守し、地域と世界の平和・安定の維持について責任ある建設的な行動と発言を行うよう求めます。」

*22日、南部のキエンザン省で、国家観光年2016の開始式典が開催されました。今年の国家観光年は、南部メコンデルタ地域を中心に全国各地で行われ、60以上のイベントを通じて観光の発展を目指すものです。なお、2015年、ベトナムを訪れた外国人観光客は800万人で、国内観光客は5700万人にのぼっています。

*先週、全国各地で、2月27日の「ベトナム医師の日」61周年を記念する様々な活動が行われました。その中で、ハノイの代表的な若手医師60人を顕彰する式典が25日にハノイで開催されました。これらの活動は、国民健康のために大きな貢献をしている医師たちの努力を讃えるためのものです。


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