(VOVWORLD) -2017年のベトナムの今年のGDP国内総生産は、この7年の最高となる6.81%に達し、国会が出した目標を上回りました。
分野別に見ると、農林水産業は、2.9%と、前年比のかなりの成長を達成しています。工業と建設業は8%、サービス業は7.44%となっています。一人あたりのGDPは約2400米ドルで、2016年と比べて170ドル増えました。これは経済構造における前向きな変化を見せ、その中で、農業の比重が減っているものの工業とサービース業の比重が増えているということです。
これらの成果を達成させるためには政府は行政手続の簡素化、企業の生産経営活動へ便宜を図ることなど様々な対策を取ってきました。
2017年に、新規事業設立企業の数は12万6千社で、前の年と比べて15%増となりました。また、輸出総額は2140億ドルに達し、前の年と比べて20%増となりました。
注目すべきことは民間経済セクターが日増しに発展し、経済全体における重要な役割を確立しています。近年、経済全体の投資総額における民間経済セクターの投資の割合が増加傾向にあります。これは民間経済セクターの潜在力を活用できれば、国営企業と外資系企業だけに頼らずに、経済を発展させることができるという事実が反映されています。
また、2017年のベトナムの輸出入総額は初めて4000億ドルを突破しました。5ヶ月連続して、月あたりのベトナムの輸出額が190億ドルを超えました。これは前例がありません。
世界銀行が発表した報告書「ビジネス環境の現状2018」で、ベトナムのビジネス環境は190カ国・地域の中で68位と前年の82位から14ランクアップしました。一方、「世界経済フォーラム」が各国・地域の国際競争力を順位付けした「国際競争力リポート2017-18年版」によりますと、ベトナムは137カ国・地域中55位となり、前年版の60位から5ランク上昇しました。