2017年、ベトナムは様々な困難に直面しましたが、経済の成長率は数年ぶりの最高となる6.81％に達しています。中でも、工業、観光、輸出などの多くの分野が高い伸び率を遂げ、経済の持続可能な開発の確保に寄与しています。特に、輸出入額は、初めて4千億ドルを超えています。そのうち、野菜、水産物、繊維製品、電子部品などは高い伸び率を達成したということです。

決議の中で、２０１８年の経済社会発展計画を効果的に実現する為に、ベトナム政府は「綱紀、清廉、行動、創意工夫、効果」という行動方針を提示し、「マクロ経済の安定化、戦略的な措置の実施、経済再構築と成長モデルの変更との連携、生産効率、製品の質、競争力の向上、インベンション、スタートアップの奨励、企業の発展、経済成長の推進」という総合的な目標を掲げています。

2018年は、こうした精神で、中程度技術とハイテク製品の発展、インベンションの刷新を集中的に行うと共に行政管理の改革、輸出禁止品目と輸出制限品目の見直しを継続することになります。一方、国内市場への貿易救済措置の導入を研究したうえで、市場の多様化に努力すると同時に、農産物の消費を図るために、卸売業者と農民を連携させます。さらに、生産、経営活動の困難の解決策を集中的に講じる方針です。

 2018年に、第5回国会は、幾つかの重要な法案を採択する計画です。これは、経済発展に最も有利な条件を作り出すと同時に、戦略的な投資家の安心感を与えるでしょう。

 政府の断固たる指導と各レベルの部門の努力により、2018年のベトナム経済は、様々な突破口をもたらしてゆくと期待されています。