11日、ハノイで、チン首相は経済成長を促進するための科学技術、イノベーション、デジタル化の推進、および質の高い人材育成に関する会議を主催しました。席上、チン首相は、経済成長には労働生産性の向上が不可欠であり、科学技術の発展、イノベーション、デジタル化、そして質の高い人材がそのカギとなると強調しました。また、科学技術の研究・開発への投資を進め、最新技術を迅速に導入し、社会経済開発に貢献することが求められると述べました。

ファム・ミン・チン首相（写真：Phạm Thắng/VOV）

同日、ハノイで行われた商業銀行と政府との会議で、チン首相は、銀行の資金力を活かし、特有の潜在力、優位性、競争力を最大限に発揮し、国の発展を加速させるべきだと提言し、次のように語りました。

（テープ）

「銀行、商業銀行、国家銀行は、デジタル化の先駆者として、デジタルデータベースを構築し、科学技術・イノベーション・デジタル化に関する政治局の決議57号を実施しなければなりません。さらに、スマートガバナンスを推進し、銀行部門の競争力を高めることで、国の発展に貢献するとともに、状況に応じて国民や企業と困難を分かち合い、国際協力を強化することが求められます」

一方、10日、政府と国内の主要企業の経営者との会議が開かれ、民間企業の成長戦略について議論しました。この席で、チン首相は、2025年に、企業が少なくとも二桁成長を達成し、国の主要課題の解決に貢献する必要があると強調しました。

（テープ）

「企業と実業家は、イノベーション、デジタル化、科学技術の発展と活用において先駆的な役割を果たすべきです。体制・インフラ・人材という3つの戦略的な突破口の活用に積極的かつ効果的に貢献し、成長を加速させ、持続可能な発展を図るとともに、デジタル経済・グリーン経済・循環型経済・共有経済・知識経済・製造経済の発展を推進していく必要があります」

これらの取り組みが、ベトナム経済の持続的な発展につながることが期待されています。