(VOVWORLD) -今週一週間の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。
・3日午前、ハノイで、グェン・スアン・フック首相の主宰の下で、政府の6月月例会議が行われました。席上、フック首相は、前向きな成果を収めた幾つかの経済社会目標を取り上げ、それらはマクロ経済が安定したことや、経済成長が急速に回復したこと、今年上半期のGDP伸び率が5.73%に達したことなどであるとしています。また、文化、社会福祉、環境、国防・安全保障、対外活動なども望ましい成果を遂げているということです。さらに、フック首相は、各省庁や部門、地方に対し、今年のGDP伸び率を6.7%にするという目標を達成ために、工業成長、信用成長、行政手続き改革を強化してゆくよう求めました。
・5日から8日にかけて、フック首相はドイツを訪問し、ドイツのハンブルグで開かれたG20主要20カ国・地域サミットに出席しました。ドイツを訪問中、フック首相は、メルケル首相と会談した他、フランク・ヴァルター・シュタインマイアー大統領らと会見しました。これらの席で、両国の指導者らは、ベトナム・ドイツ戦略行動計画を良好に実現することや、相互理解と相互信頼を深めることで一致しました。この際に、フック首相は、ベトナム・ドイツビジネスフォーラムに出席し、ドイツの大手企業の代表と会合を行いました。ベトナム・ドイツビジネスフォーラムで発言に立ったフック首相は、「このフォーラム後、ドイツからベトナムへの新しい投資ブームが起こる」との希望を表明し、次のように語りました。
(テープ)
「特に、製造業や、自動化、職業訓練、大学教育などの分野で、ドイツの技術と管理経験は、第4次産業革命におけるベトナムの迅速な発展に役立ちます。また、ドイツ側が、迅速に発展しているベトナムの自動車産業を現地調達率の向上などの面で支援することを望んでいます。」
・今週、ラオスのパニー・ヤー・トー・トゥー国民議会議長率いる党、国家、国民議会の代表団は、ベトナムを訪問し、北部ソンラ省で開催されたベトナム・ラオス外交関係樹立55周年、及び、ベトナム・ラオス友好協力条約締結40周年記念活動に列席しました。ソンラ省イエンチャウ県フィエンコアイ村ラオコ村落にある「ベトナム・ラオス革命歴史遺跡地区」の落成式で挨拶に立ったベトナムのグェン・テイ・キム・ガン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの党、国家、国民は、ラオスの党、国家、国民と共に、両国の伝統的友好関係、特別な団結、及び全面的協力の強化発展の為に尽力してゆくことを公約します。」
・イスラム過激派組織アブサヤフがフィリピン南部で、8か月間人質としていたベトナム人船員2人を殺害したことに関して、今週、グェン・スアン・フック首相は、国際社会に対し、人類の平穏な生活、世界の平和、安定、発展、繁栄のために、テロリストと戦うよう呼びかけました。このようの中、ベトナム外務省は「同省はフィリピンの関連各機関と連携して、2人の遺体を母国に輸送するための所定の手続きを行っている」と明らかにすると同時に、フィリピンの関連各機関に対しフィリピン在住ベトナム人の安全確保を要請しました。