*まもなく行われる第5回国会会議を前に、中部クアンチ省の第13期国会議員団は今週、省内の各県や町で有権者との会合を行いました。会合で、有権者らは第5回国会会議に期待をかけるとともに、「今回の国会では国家の領有権の確保、経済社会発展の促進、国民の生活水準の向上など当面の問題を集中的に討議されるよう」提案しました。一方、中部ニントァン省での議員と有権者との会合で、有権者らは「山岳地帯に住む少数民族の人々の生活水準の向上、特別な困難を抱えている地域への投資強化に配慮するよう」希望を表明しました。他方、南部ビンフォック省での議員と有権者との会合で、有権者らは「土地使用権証明書の発行、土地紛争の解決を討議するよう」要求しました。
*今週、フランス領のギアナにある衛星打ち上げ基地から自然災害と環境状況を観測するベトナムの衛星VNRED SAT-1号が打ち上げられましたベトナム科学技術アカデミー研究院のチャウバンミン院長は次のように語りました。
(テープ)
「これは重要な意義を持つ出来事です。今回打ち上げられた衛星VNRED SAT-1号により、私たちは経済社会発展、科学研究に奉仕するための写真を主体的に撮影できるようになります。」
*今週、ブルネイでASEANは第7回国防相会議を開き、ベトナムからはフン・クァン・タイン国防大臣率いる代表団が臨みました。会議で、タイン大臣は「ベトナム東部海域いわゆる南シナ海の情勢は安定して、経済貿易活動が活発に行われていますが、複雑な問題が隠されている。ベトナムは国際法、中でも1982年国連海洋法条約を基礎に平和的措置で紛争を解決するという方針を固めた。各国はDOC=南シナ海行動宣言とASEAN6原則を完全履行し、COC=南シナ海行動規範の作成に向け交渉を進める必要があると強調しました。タイン大臣はさらに海軍協力の強化や海上での共同巡回、チュオンサ群島に駐屯しているASEAN諸国の部隊間の交流など具体的な協力措置を提案しました。なお、会議に際し、タイン国防大臣は中国の常万全国防相と会見を行いました。
*今週、ベトナム外務省のルオン・タイン・ギー報道官は最近、中国の漁船が相次いでチュオンサ群島に出向いていることに関し次のように語りました。
(テープ)
「私たちはこの問題とその関連動向に深く注目しています。関係各国のあらゆる活動は国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に従って各国の主権、領有権、裁判権の尊重を基礎に行われるべきです。ベトナムはチュオンサ群島に対する主権を持ち、ベトナムの許可を受けないまま行われる同海域でのいかなる活動もベトナム主権を侵犯するものです。」
一方、ベトナム法律家協会と南部ドンナイ省選出の国会議員代表団はベトナムの海と島の主権に関する会議を共催しました。会議で歴史学者ズオン・チュン・クォク氏は「数千年前からベトナムの海と島に対する主権は確認されてきた。現在、ベトナム国民は歴史的価値を受け継いで、祖国の海と島の保護に励んでいる。ベトナムのレ王朝時代にホァンサとチュオンサの両群島に対するベトナムの主権を確認する地図が作成された。その後、フランス植民地時代にもこの両群島はインドシナ、とりわけベトナムに属するものであると確認された。こうした歴史的証拠はホァンサとチュオンサの両群島に対するベトナムの主権を立証された」と強調しました