*今週、チャン・ダイ・クアン国家主席はラオス、及びカンボジアへの国賓訪問を行ないました。ラオス訪問で、クアン主席はブンニャーン・ウォラチットラオス人民革命党書記長兼国家主席と会見した他、トンルン・シースリット首相、パニー・ヤートートゥー国民議会議長と会見しました。会談と会見で、双方は両国の伝統的友好関係と特別な団結、全面的な協力関係に新たな発展段階を押し上げることで一致しました。また、双方は地域と国際問題について意見を交換しました。
カンボジア訪問で、クアン主席はシアモニ国王と、サイ・チュム上院議長、ヘン・サムリン国会議長、フンセン首相らと会見しました。双方は「善隣、友好、全面協力、長期安定」という原則で関係を強化、発展させること、各レベルの訪問団の交換や会合を促進すること、草の根外交活動を激励することで一致しました。
他方、クアン主席はカンボジアで事業を行なっているベトナム企業の団表と会見した際、ベトナムの党、国家、政府はカンボジアでの長期的かつ安定的な投資を目指す適切な政策、戦略を研究し続けると明らかにしました。
*13日、ハノイで国会常務委員会第49回会議が始りました。これは、第14期国会第1回会議の準備会議です。この会議で、2017年国会の立法計画、2015年の節約実行、浪費防止法、2014年の国家予算の実施状況に関する報告が行なわれました。また、国家選挙委員会は第14期国会議員と2016年から2020年期の各レベルの人民評議会議員の選挙結果を報告しました。
*今週、ハノイで、商工省と世界銀行の共催により、「ベトナムは次世代のFTA=自由貿易協定がもたらすチャンスを活用する」をテーマにしたシンポジウムが行われました。シンポジウムで、ブオン・ ディン・フエ副首相は「TPP=環太平洋経済連携協定や、 EVFTA=EU欧州連合・ベトナム自由貿易協定などの次世代FTAはベトナムに多くのチャンスをもたらす」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム政府は、マクロ経済の安定の維持や、国営企業の株式化を中心とする経済再構築、不良債務の処理を中心とする銀行システムの再構築、予算の歳出・歳入の再構築、工業・農業・サービス業などの再構築に全力をあげて取り組んでいます。これらは今後、迅速かつ持続可能な発展や、国際社会への参入 の促進のための前提と基礎になっています。」
*先頃、ホーチミン市で、ベトナム・フィリピン外交関係樹立40周年、及びフィリピン独立118周年を記念する式典が行われました。式典で挨拶に立った在ホーチミン市フィリピン総領事館のレ・ティ・フン名誉総領事は「この40年間、両国は経済、文化社会などの分野において多くの重要な成果を収めてきた。両国の関係も多くの分野において急速に発展している」と明らかにしました。一方、ホーチミン市人民委員会のグェン・タイン・フォン委 員長は「ホーチミン市は、全国に先駆けて、多くの分野においてフィリピンとの協力プログラムを実現する地方である。」と明らかにすると共に、ベトナムとフィリピンとの関係は多くの分野において著しく発展し、両国民に利益を与えてゆくよう希望を表明しました。なお、現在、フィリピンはベトナムにおいて60件の投資プロジェクトを実現しています。
*6月14日の世界献血者デーを記念し、「血液という命を救う贈り物」を行なう献血者に感謝するため、14日、ハノイで、献血運動指導委員会は、ベトナムの代表的な献血者を顕彰する式典2016を行いました。今回表彰された100人は献血運動に特別な貢献をしてきた人々です。
同日、ブー・ドゥク・ダム副首相は代表的な献血者と会合をした際、献血者の意味深い行動を讃えた上で、指導委員会に対し、今後もこの運動の促進のために力を入れていくよう要請しました。