* 今週、チュオン・タン・サン国家主席とホーチミン市選出の議員団は同市第1区と第3区の有権者との会合を行い、先週ハノイで閉幕した第13期国会第9回会議の結果を報告しました。席上、サン主席は有権者の率直な意見と責任感を高く評価した上で、「これらの意見を国会や関連各機関に伝える」と語りました。国の領海と漁民問題に関し、サン主席は、「党と政府は漁民の保護、生活改善に関する多くの措置を取っている」とし、次のように述べています。
(テープ)
「漁民の保護ケアーはベトナム海洋戦略の重要な一部です。幾つかの沿海地方を視察しましたが、新造船が年々増えていることを目にしました。こうした中、国 会と政府はさらに支援していくことを決めました。特に、中国など外国の船に破壊された漁船を持つ漁民が支援を受けています。」
* 今週、北部フンイェン省で、故グェン・バン・リン共産党書記長の生誕100周年を記念する式典が行われ、グェン・フー・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グェン・タン・ズン首相、グェン・シン・フン国会議長が出席しました。式典で、グェン・フー・チョン共産党書記長は故グェン・バン・リン書記長の人生と革命事業を振り返りました。70年間にわたり革命事業を行った故グェン・バン・リン書記長はどんな任務も立派に果たし、ベトナム共産党と革命事業に大きく貢献してきました。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「故グェン・バン・リン書記長は南部の人々と力を合わせて、フランス植民地主義者やアメリカとの戦いに参加しました。その他、リン元書記長は国のドイモイ (刷新)事業に重要な貢献をしました。ドイモイ時代にベトナムの初めての党書記長として活躍した際、リン書記長は党中央委員会、政治局と協力して、ベトナ ムの発展状況に見合ったドイモイ路線を打ち出し、ベトナム革命が困難と試練を乗り越えるように指導しました。その結果、ベトナムは国の建設防衛事業に大き な成果を収めました。」
* 今週、政府本部で、グエン・タン・ズン首相の主催の元、政府の6月月例会議が行われました。閣僚らと各地方の指導者らは今年上半期の経済社会状況と今後の計画について討議しました。また、未解決問題とその解決策などについても意見交換しました。会議の速報によりますと、今年上半期のGDP=国内総生産の伸び率は6・28%に達し、この5年間の最高値となっています。
* 今週、日本の安倍首相の招きに応え、グェン・タン・ズン首相は、第7回日本メコン地域諸国首脳会議に出席するために日本を訪問しています。今回の首脳会議で、ベトナムは、日本とメコン地域諸国の協力に対するベトナムの公約と役割を再確認すると共に、メコン地域諸国との友好協力関係の強化、及び、日本との広範な戦略的パートーナシップの深化を目指します。訪問期間中、ズン首相は日本の指導者らと会見し、両国関係強化策などについて話し合う計画もあります。
* 今週、ベトナムとアメリカの外交関係正常化20周年記念にあたり、アメリカのビル・クリントン元大統領はベトナムを訪問しました。訪問期間中、クリントン氏はベトナムのチュオン・タン・サン国家主席や、グエン・フー・チョン書記長らと会見しました。これらの席で、クリントン元大統領は、「世界で紛争が多発している中で、両国関係の正常化過程は各国の対立を無くす模範となっている」との考えを示しました。また、両国の経済関係が急速に発展していると高く評価し、「TPP=環太平洋経済連携協定が締結されれば、両国を始め、TPP加盟国の経済関係を一段と発展させるであろう」との確信を表明しました。