6月8日から一週間の主な国内ニュース

* 今週、ハノイで開催中のベトナム第13期国会第5回会議は4週目の議事日程に入りました。11日午前、ハノイで開催中の第13期ベトナム国会第5回会議では、国家主席や首相、国会議長を含め国会が任命した役職者47人に対する信任投票の結果が発表されました。その直後、信任投票の結果に関する決議も採択されました。グェン・シン・フン議長は「信任投票は極めて重要な任務である」と強調し、次のように語りました

(テープ)

「信任投票の対象者は重要な分野を管理している人物です。高い支持率は大きな励ましで、役職者の成果を示すものです。低い支持率は、役職者の更なる努力を求めるものです」

また、今週、グエン・スアン・フック副首相をはじめ、閣僚4人の質疑応答が行われました。

* 今週、国内の各地方を機関は6月11日のホーチミン主席の提唱による「愛国競争運動」開始65周年を記念する様々な活動を開催しました。11日午前、ハノイで、内務省所属中央競争顕彰班は記念式典を行いました。式典で、グェン・ティ・ゾアン国家副主席は次のように語りました

(テープ)

「愛国競争に関するホーチミン思想は全国民が愛国競争運動に参加するように宣伝啓蒙、組織の方法を導く鍵です。愛国競争活動に携わる幹部、スタッフ は運動を頻繁に発動し、奨励方法について創意工夫を凝らし、社会主義的愛国競争運動を効果的に実施して、新段階における運動に関するホーチミン思想を発揮する必要があります」

この機に、VOV=ベトナムの声放送局も特集番組を放送しました。7時間にわたったこの番組は「ホーチミン主席、火を灯す人」、「昔の記憶がよみがえる」、「愛国心が永遠になる」という3つのテーマに分けられ、65年前の愛国競争運動を再現するものです。

* 12日、FAO=国連食糧農業機関は報告を発表し、「これまで、38カ国は飢餓貧困解消に関する目標を達成した」と明らかにしました。報告書によりますと、ベトナムは1990年から1992年、および、2010年から2012年までの各段階において「飢餓率を50%削減する」目標を達成したということです。FAOのジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ事務局長はこの38カ国の努力を高く評価した上で、「今後も、その成果を発揮し、飢餓貧困解消事業を引き続き進めるよう」呼びかけました。なお、この38カ国を顕彰する式典は今月16日にイタリアの首都ローマで開催される予定だとしています。

* 11日午前、ハノイで、「汚職防止対策のためのイニシアチブ」に関するコンクールが開始されました。「明白・廉正・責任」をテーマにした同コンクールは政府査察機関と世界銀行などの共催により行われ、汚職防止対策法や、汚職防止対策活動に関する国民の認識、責任感の向上などを目指すものだということです。130件のイニシアチブが応募されましたが、40件は同コンクールの決勝トーナメントにエントリーしました。その受賞式が6月12日に行われました。

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