7月24日からの主な国内ニュース

*今週、ハノイで開催されていた第14期国会第1回会議は国内世論の注目を集めました。20日から29日にかけてのこの会議では国会、国家、政府の高級人事が決定された他、2016年上半期の経済社会発展、国家予算の実施状況に関する報告がなされました。また、2017年の法律法令制定計画や国会の監視計画、2016年の法律法令制定計画の調整に関する決議が採択されました。国会の閉会式で、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は次のように語りました。

(テープ)

「国会は民主主義かつ責任感を発揮して、法律に従って、国家機関の高級人事を投票、任命しました。今回、選出された指導者たちは国民と有権者の願いに応えられ、国家機関の活動効果や業務能力の向上に尽力するよう希望します。」

*今週、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相率いる代表団は第49回ASEAN外相会議とASEAN+1、つまりASEANと対話10カ国の外相会合、ASEAN+3つまりASEANと東北アジア3カ国外相会合、及び第6回東アジア首脳会議加盟諸国の外相会合に参加しました。ベトナム代表団はASEAN内の団結とコンセンサスを訴えるとともに、ASEANの協力、統一、中核的な役割の発揮、ASEANとパートナーとの関係の強化に力を尽くすと確約しました。これを機に、ベトナム代表団は第9回メコン・日本外相会議にも参加しました。

*7月27日のベトナムの戦没者・傷病軍人の日にあたり、チャン・ダイ・クアン国家主席は北部ハナム省ズイティエン県とキムバン県の傷病軍人擁護センターを訪れ、傷病軍人らに贈り物をしました。クアン主席は「党、国家、国民は祖国に身を捧げた戦没者、英雄、傷病軍人、革命功労者の恩をいつまでも忘れられない」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「労働傷病軍人社会事業省、ハナム省、及び各地方の指導者に対し、様々な形で、恩に報いる運動を指導、実施し、革命功労者の保護ケアに力を入れるよう求めます。また、民族解放、祖国統一のための闘争に大きな貢献をしてきた傷病軍人に特別な関心を寄せなければなりません。」

これを機にグエン・ティ・キム・ガン国会議長はハノイ市内のマイジック共同墓地に参り、線香を手向けた他、戦没者の遺族や傷病軍人の元を訪れ、プレゼントをしました。他方、ホーチミン共産青年同盟中央委員会はハノイ市の戦没者共同墓地に蝋燭を灯す儀式を行いました。

*28日、ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は台湾の幾人かの高官がベトナムのチュオンサ群島に属するバービン島を訪れたことに関し、記者団のインタビューに応えました。その中で、「ベトナムは、チュオンサとホアンサの両群島に対する争う余地のない主権を再確認する。ベトナムの許可を受けないまま行われる外国のあらゆる活動も違法である」と強調しました。また、ビン報道官は、「先ごろ、台湾の幾人かの高官がベトナムのチュオンサ群島に属するバービン島を訪れたことはベトナムの主権を深刻に侵犯する行為である。ベトナムは断固として反対し、台湾側に対し、再発を防止するよう要請する」と抗議しました。

 

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