(VOVWORLD) - 今週の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。
*今週、ハノイで、グエン・フー・チョン党書記長の主催のもと、中央汚職防止対策指導委員会第12回会議が行われ、今年上半期の活動を総括し、下半期の計画を討議しました。席上、チョン書記長は同委員会の努力を高く評価した上で、「年末までの任務は、各地方での汚職防止対策活動を検査することである」と指示しました。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「すべての機関が参加し、全社会が支持しているので、今後もこの活動を強化し、効果を向上させる必要があります。これまで、多くの結果を収めてきました。党の現職の政治局員も処分してきましたので、あらゆる圧力、あらゆる障害も乗り越えることができます。国民も党員も大歓迎しています。」
*3日午前、政府本部で、グェン・スアン・フック首相は政府の7月月例会議を主宰しました。
会議の開幕式で発言に立ったフック首相は、国の経済社会発展の前向きな進展があったと強調しました。それによりますと、インフレは引き続き抑制され、信用が高まっているとのことです。また、銀行の金利は0.5%低下し、証券市場は9年ぶりに高値を記録、輸出入の伸び率はおよそ19%増となっています。フック首相は、政府閣僚に対し年末までの数ヶ月間にGDPの伸び率を6.7%にするという目標達成に向けた方策を提出すること、特に、GDPに占める社会的投資の割合を34~35%にする為、公共投資の資金調達の方策を断固としてとるよう求めました。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは数量を追及するわけではありませんが、目標を達成しない限り、公共債務を含む各指標にマイナスの影響を及ぼす恐れがあると思います。そこで、私たちは、国の法律と政府の指導を遵守した上で、断固たる措置を集中的にとる必要があることでしょう。」
*ASEAN東南アジア諸国連合創設50周年にあたり、今週、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は記者団のインタビューに答え、「1995年にASEANに加盟してからベトナムはASEANの発展に大きく貢献している」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの加盟は、ASEAN加盟国の数を6か国から10か国に増やすきっかけになりました。また、ベトナムは、多くの提案やアイデアを出し、それらの提案やアイデアを実際に移すことで、ASEAN共同体づくりに大きく貢献しました。そして、ASEANと中国、そして、ASEANとインドとの関係のコーディネーターとして、ベトナムはASEANとこれらの相手国との関係強化に貢献しています。」
*7月31日から8月3日にかけて、モザンビークのカルロス・アゴスティーニョ・ド・ロザーリオ首相はベトナム公式訪問を行いました。ベトナムの指導者らとの会談や会見で、双方は両国の友好関係の順調な発展に喜びの意を表明するとともに、各レベルの代表団の高官や国際場裏での相互支援で一致しました。モザンビーク側はベトナムの企業に対し、モザンビークでの事業を拡大するとともに、貿易、石油ガス、海運、農産物加工などへ活動を拡大するよう呼びかけました。
*ペトロベトナムグループ傘下ペトロベトナム建設の管理規定違反事件で、汚職容疑などで国際指名手配されていたチン・スアン・タイン前会長の事件に関するベトナムの反応についてというジャーナリストの質問に対し、ベトナム外務省のレ・ティ・トウ・ハン報道官は「8月2日、ドイツ外務省報道官がこの事件を巡る発言を懸念している」と明らかにしました。
そして、ハン報道官は、中国がベトナムのホアンサ群島のフーラム島に映画館を開設したことを非難しました。
*今週、ハノイで、ベトナム若手実業家協会は民間セクターの行動計画に関する第2回ベトナム民間経済フォーラムを開催しました。フォーラムは、農業、観光、デジタル経済について集中的に討議しました。統計によりますと、現在、民間経済セクターは、経済成長に重要な貢献をしてきた。2010年以降、GDP=国内総生産に占める民間経済セクターの割合は43%を超えています。