9月24日からの一週間の主な国内ニュース

(VOVWORLD) -では9月24日からの一週間の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。

*29日と30日の両日、国会・社会問題委員会は第7回全体会議を行いました。席上、2016年の医療保険基金の管理、使用に関する政府報告や2年間にわたる医療保険政策、法律や全国民あげての医療保険への加入の実現に関する国会決議の実施状況、男女平等国家目標の実施に関する報告などが審査されました。また、同委員会と保健省、労働傷病軍人社会事業省、文化スポーツ観光省が担当する分野に関する法律文書や政策の公布を監視し、その施行を手ほどきするとしています。

*今週、ベトナム南部カントー市で、グエン・スアン・フック首相の主宰の下、「気候変動に対応してメコンデルタの着実な発展」に関する会議が行われました。会議で発言にたったフック首相は関係各省庁に対し、メコンデルタが直面している気候変動を詳しく分析した上で、経済成長モデルの変更、土地企画の完備、インフラ整備などを進めるよう求めました。フック首相は次のように語りました。

(テープ)

「政府は、全ての企業・国民の力を動員し、そして、国際からの支援を活用できるような体制づくりに全力を尽くすという政治的決意を公約します。また、この会議で出されるアイデアや、対策、措置を具体化させ、試練をチャンスとし、メコンデルタの着実な発展を目指す今世紀までのビジョンを実現させます。」

*第14期国会第4回会議を前に、27日、グエン・ティ・キム・ガン国会議長率いるカントー市選出の国会議員団は有権者との会合を行いました。席上、ガン議長は有権者から政策、生活などに関する様々な意見に耳を傾けました。また、汚職防止対策について、ガン議長は党と国家は汚職事件を処理する決意を示しました。第4回国会会議で、汚職防止法改正案が提出され、汚職事件に関わる幹部、党員は厳罰に処されると明らかにしました。

*グエン・スアン・フック首相の招きに応え、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は24日から26日にかけて、ベトナム公式訪問を行ないました。訪問期間中、ヴィクトル首相はフック首相と会談し、グェン・フー・チョン党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席、グェン・ティ・キム・ガン国会議長と個別会見した他、ベトナム・ハンガリー企業フォーラムに出席しました。これらの会談と会見で、双方は医療、医薬、バイオテクノロジー、水管理、情報技術などの分野で協力を強化することで一致しました。また、国連、ASEM=アジア欧州会議などの国際場裏で連携を強化することでも合意しました。会談後、フック首相とオルバーン・ヴィクトル首相は共同記者会見を行い、共同宣言を発表しました。また、財政、文化、教育、農業、雇用創出、情報通信などの分野に関する協力合意書の調印式に立ち会いました。

*先ごろ、中部フエ市で「APEC女性と経済フォーラム2017」の活動の一環として、第2回APEC女性と経済パートナー会議が行われ、多くの重要な議事が討議されました。その中で、経済への女性の参加を促進し、女性の能力を向上させることに関する議題が注目されました。会議でベトナム労働傷病軍人社会事業省のダオ・ホン・ラン( Dao Hong Lan)次官は次のように語りました。

(テープ) 

「世界経済が発展していることは女性にチャンスだけでなく、試練ももたらしています。女性がさらに経済活動に参加できるようになるためどうすればよいか というのが課題となっています。この目的で開催されるこの会議はこの目標を達成するための対策や構想を出します」

*今週、ハノイで、ADB=アジア開発銀行はベトナムを含むアジアの経済状況に関する報告を発表しました。これによりますと、2017年、アジア諸国の成長率は5・9%、そして、2018年は5・8%に達する見通しです。ベトナムに関し、同報告は、「多くの困難に直面しているにもかかわらず、今年のベトナム経済成長率は6.3%に、そして、来年は6・5%に達する可能性がある」としています。ADBによりますと、今年下半期にも、外国直接投資額と輸出額の増加、農業分野の回復などの要素により、ベトナム経済が引き続き着実に発展していくとしています。

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