GMS6首脳会議には2000人の代表が出席

(VOVWORLD) -今月29日から31日にかけて、ハノイで、ベトナムの主宰の下、GMS6=第6回大メコン圏首脳会議が開催されています。


会議には世界各国の企業、国際諸組織、報道機関から2000人の代表が参加しています。これは2018年の外交分野におけるベトナムの3つの最大の出来事の一つとなっています。

1992年に、ADB=アジア開発銀行の支援により、大メコン圏の国々は連携実行する計画を発足させました。この計画の目的は繁栄、国際社会への参入、及び、平等なメコン圏づくりということです。

第6GMS首脳会議はGMSが発足されてから25周年を記念する時期に開かれています。この会議は繁栄で持続的に発展するメコン圏づくりに向けた計画を定めるため開かれるものです。ベトナムが今回、第6回大メコン圏首脳会議を主宰することはメコン河流域と開発三角地帯の協力におけるベトナムの高い責任感を示していると言えます。

ASEAN=東南アジア諸国連合や APEC= アジア太平洋経済協力が協定を基礎に運営されていることと違って、GMSの協力は交通網の連結と経済回廊を基礎に運営されています。GMSの経済協力プログラムは連結性(Connectivity)、競争力(Competitiveness)、および地域共同体(Community)の3つのCを柱として展開されています。

これまで、GMSの協力は交通運輸、エネルギー、環境、農業、観光、投資、貿易、人材育成などの面で展開されてきました。その中で、交通運輸分野における協力が精力的に進められています。

なお、GMS=大メコン圏とは、 タイ、カンボジア、ラオス、ベトナ ム、ミャンマーの 5 カ国と中国雲南省、広西チワン族自治区の2省にまたがるメコン河流域の総称です。総人口は3億4000万人で、その総面積は260万平方キロメートルにのぼっています。


ご感想

他の情報