先週の主な国際ニュース18日から

*アメリカのバイデン副大統領は各国がベトナム東部海域南シナ海で、中国が浅瀬の埋め立て活動など海洋進出を強めている状況について、「航行の自由のためには、アメリカは臆することなく立ち上がる」と述べ、中国をけん制しました。バイデン副大統領は先週、メリーランド州アナポリスの海軍士官学校の卒業式で演説し、アジア太平洋地域について「緊張が高まっている。アメリカのアジア 重視戦略は、われわれが姿を示すことで続けることができる」と述べたうえで、アメリカ軍の艦艇を増強していく必要性を強調しました。

*アメリカとキューバの国交正常化に向けた4回目の交渉が首都ワシントンで行われ、両国は国交の回復を巡って協議しましたが、大使館再開の条件で折り合いがつかず、改めて協議することになりました。アメリカとキューバの4回目の国交正常化交渉は、首都ワシントンで22日まで2日間にわたって行われ、アメリカからジェイコブソン国務次官補が、キューバから外務省のビダル局長が出席し、国交の回復を巡って協議しました。

*ロシアのプーチン大統領は先週、国内におけるNGO国際的な非政府組織の活動を検察当局の裁量で一方的に停止できる新法に署名をしました。プーチン政権は愛国ムードの高揚に努める一方で、市民社会への締め付けを強めており、米欧から懸念の声が出ています。 「ロシアの安全保障や憲法体制にとって脅威となる」活動をした国際NGOと海外のNGOが規制対象で、検察当局がロシア外務省との協議の上で活動を禁じます。罰金や刑事罰の規定もあります。

*インド南部アンドラ・プラデシュ州とテランガーナ州では、熱中症により135人が死亡しました。気温は48度で、平年より5-7度高くなりました。

 

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