1月1日からの一週間の主な国際ニュース

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*シリアのアサド大統領が6日、国民向けの演説で反政府勢力との対話を拒否するなど強硬な姿勢を維持したことについて、アメリカ政府は「権力にしがみつこうとしている」と厳しく非難し、改めてアサド大統領に退陣を求めました。アサド大統領は6日、首都ダマスカスで演説し、欧米諸国などからシリア国民の正統な代表として承認された「シリア国民連合」との対話を拒否するとともに一定の政治改革に応じる姿勢も示唆して、反政府勢力の切り崩しを図るねらいをうかがわせています。
これについて、アメリカ国務省のヌーランド報道官は6日、声明を出し、「演説は、権力にしがみつこうとするもので、現実とかけ離れている。シリアの人々への抑圧をさらに続けようというものだ」と述べて、アサド大統領の演説を厳しく非難しました。

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*アルゼンチン沖にありながら、イギリスが実効支配するフォークランド諸島について、アルゼンチンの大統領が3日、「奪われたものだ」として返還を求める書簡をイギリスの新聞に掲載しました。フォークランド諸島は、1833年にイギリスが実効支配を始め、1982年にはアルゼンチンとの間で戦争に発展しました。アルゼンチンのフェルナンデス大統領は3日、イギリスの複数の有力紙にキャメロン首相宛ての公開書簡を掲載し、「植民地主義の露骨な行動により諸島を奪われた」などと主張し、返還するよう求めました。

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*1月4日に安倍総理大臣は、総理特使として韓国を訪問した自民党の額賀元財務大臣と会談し、「韓国は民主主義などの価値観を共有する、最も重要な隣国だ」と述べ、島根県の竹島を巡る問題などで冷え込んだ日韓関係の改善に意欲を示しました。

一方、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キムジョンウン)第1書記は1日、国営テレビなどで施政方針演説に当たる「新年の辞」を発表しました。正恩氏は、南北統一のために「対決状態を解消することが重要」と述べ、2月に朴槿恵(パククネ)新政権が発足する韓国との関係改善に前向きな姿勢を示しました。

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*アメリカの上下両院は4日、合同本会議を開き、昨年11月のアメリカ大統領選挙でのオバマ大統領の再選を正式に決めました。選挙結果を受けて昨年12月に行われた選挙人投票の結果を公表し、オバマ氏が332、共和党のロムニー氏が206で確定しました。オバマ氏の2期目の任期は20日に始まります。ただ、今年は日曜日にあたるため20日は就任宣誓だけ、就任式は翌21日に行われます。

 

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