* 先週フランスの大統領選挙は行われました。開票結果によりますと、最大野党「社会党」のオランド候補と現職のサルコジ大統領がそれぞれ1位と2位を占め、来月6日に2人による決選投票が行われることが確実になりました。
* 市民への弾圧が続くシリア情勢を巡り、国連の安全保障理事会は、停戦監視団として最大300人規模の非武装の部隊を派遣する決議を全会一致で採択しました。決議は、国連の停戦監視団について、最大300人規模の非武装の部隊とともに、任務の遂行に必要な文民も派遣するとしています。
* 中国外務省の報道官は19日の定例記者会見で、インドが中国全土を射程に収める長距離弾道ミサイル、アグニ5の発射実験に成功したことについて、「アジアの国家は地域の平和と安定のために積極的に貢献することを望む」と直接の批判を避けつつも、言外にインドの軍事力増強を牽制しました。中国とインドはロシアなどと新興5カ国(BRICS)を構成し、経済面での関係を強化してきました。今年3月にニューデリーでBRICS首脳会議が開かれた際、中国とインドの首脳は両国関係について共同認識を深めました。双方が機会をとらえ、戦略的協力友好関係を発展させていくと信じている」と、発射実験の影響を表面上は否定しました。
* アフガニスタンの首都カブールなどで15日、爆発や銃撃戦があり、同国の旧支配勢力タリバンは「春の攻勢の始まり」だとする犯行声明を出しました。マシンガン、携行式ロケット砲、自爆用ベストなどで武装した戦闘員たちは大使館などが集まる地域に攻勢をかけました。同内務省によりますと、合わせて武装勢力の戦闘員19人が死亡し、警察官14人と一般市民9人が負傷しました。
* 先週、東京で、日本・メコン地域諸国首脳会議が開催されました。会議で、日本とメコン川流域諸国の首脳らは東京共同戦略を発表しその中で、「地域の平和繁栄に向けて、日本とメコン川流域諸国のパートナーシップを強化すること」で一致しました。南シナ海すなわちベトナム東海の紛争問題については「国際法律に従って解決される必要がある」と強調しました。