1月28日から一週間の主な国際ニュース

2日、朝鮮民主主義人民共和国が3度目の核実験の準備を進めている北東部・核実験場で核実験の準備とみられる活発な 動きが南側坑道で確認されました。西側坑道は入り口付近に覆いを設置するなど実施準備がほぼ完了しました。南側坑道の準備作業も最終段階にあります。朝鮮民主主義人民共和国の核問題に詳しい韓国の専門家は1月、「朝鮮民主主義人民共和国は2発同時に実験を行う可能性もある」と指摘しました。朝鮮民主主義人民共和国は2006年の核実験を豊渓里の核実験場の東側坑道で、09年は西側坑道で実施したとされ、東側坑道は現在閉鎖されています。

在福岡中国領事館は3日、2日に日本の排他的経済水域で操業して海上保安庁にだ捕された中国漁船の乗組員13人が3日に釈放され帰国の途についたことを明らかにしました。現地時間2日午前8時53分ごろ、中国漁船「瓊洋浦F8139」が沖縄県の宮古島の東北44キロメートルで珊瑚を不法に採集していたところを海 上保安庁の第11管区石垣海上保安部にだ捕されました。そして、日本側は漁船と船員10人を付近の海域に停留させ、福建省出身の船長ら3人を宮古島の 海上保安署に連行したとました。

西アフリカのマリに軍事介入しているフランスのオランド大統領は2日、マリを訪れ、フランス軍が担っている前線での任務をできるだけ早期に周辺国の部隊に引き継ぎたいという考えを示しました。マリでは、北部を支配下に置いたイスラム過激派の反政府武装勢力に対して、フランス軍がマリの政府軍と先月11日から軍事作戦を続けていて、複数の都市を制圧しています。こうしたなか、フランスのオランド大統領が2日マリを訪れ、トラオレ大統領と会談しました。

反政府デモが続くエジプトで、デモ隊が警官隊に暴行を受けているとされる映像が明るみに出て、モルシ政権に対して反発が強まっています。 1日に首都・カイロで撮影されたとされる映像には、全裸のデモ参加者の男性を警官隊が取り囲み、暴行を加えているとされる場面が映し出されています。野党勢力などは「モルシ政権がデモを暴力で弾圧している」と非難の声を強めています。 一方、国営のテレビ局は2日、暴行を受けたとする男性のインタビューを放送、この中で男性は「デモ隊に取り囲まれ、暴行を受けた」と述べ、警察が自分を守ったと擁護した。この暴行疑惑について、エジプト政府は事実関係を調査するとしています。

ご感想

他の情報