*先週、アセアン・インド対話関係樹立20周年を記念する首脳会議がニューデリーで開催され、グェン・タン・ズン首相率いるベトナム政府代表団も参加しました。今回の首脳会議ではアセアンとインドとの関係をパートナー関係に格上げする宣言が採択されました。アセアンとインドは2015年をめどに両国間の取引総額を1千億ドルに達するため取り組む決意を表明しました。
*12月19日投開票の韓国大統領選挙で、与党セヌリ党のパクネ候補が当選しました。韓国で女性の大統領就任は初めてとなりました。パクネ氏は景気減速や所得格差拡大の問題への対応に加え、先週に長距離弾道ミサイルを発射した朝鮮民主主義人民共和国との対話再開をめぐる取り組みも迫られることになります。
*12月24日、エジプト新憲法案の是非を問う国民投票は、最終回となる第2回投票後に公表された非公式の集計結果によりますと、賛成約64%で承認されました。第2回投票の投票率は約33%でした。エジプトの野党指導者は国民投票で不正行為があったとして、イスラム勢力が主導する憲法案の無効を主張しており、こうした動きは国家再建の進展を妨げる緊張が続く可能性を示唆しました。
*先週、ロシア下院で、アメリカ国民がロシアの子供を養子にすることを全面禁止する法案条項が、全会一致に近い大差で可決されました。法案には他に、アメリカ出資のNGOにロシアでの政治活動を禁止する条項も盛り込まれました。これらの修正案を加えて法案が発効するには、まだ上院での採決や大統領署名などが必要 ですが、ロシア議員たちは熱狂的な勢いにあります。