19日からの先週の主な国際ニュース


 

先週、朝鮮民主主義人民共和国のキム・ジョンイル総書記が死去しました。朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は「政論」の中で、キム・ジョンイル総書記の後継者、キム・ジョンウン氏を「最高司令官」と記し、キム・ジョンウンが近い将来、朝鮮人民軍最高司令官職に就くことを明らかにしました。

 

シリアの首都ダマスカスで先週、治安施設2カ所を狙った自動車爆弾による自爆攻撃があり、同国内務省によりますと、44人が死亡、166人が負傷しました。シリアでは、アサド政権の反政府デモ弾圧停止に向けたアラブ連盟監視団の先遣隊が22日に到着し、本隊が到着するための準備を始めたばかりでした。

 

イラク当局は先週、タリク・ハシミ副大統領に対し、爆弾テロなどに関与した容疑で逮捕状を出しました。ハシミ副大統領は20日に記者会見を開き、容疑を真っ向から否定しました。イラクは挙国一致政権の発足から21日で1年を迎えますが、18日に駐留米軍の撤退が完了したばかりで、宗派間対立を内包した脆弱(ぜいじゃく)な連立政権のほころびが早くも表面化しました。

ロシアのメドベージェフ大統領は先週、モスクワで今後の政権運営の基本方針を示す年次教書演説を行い、下院選での小選挙区制度の復活など政治改革を加速する方針を表明しました。4日投票の下院選で政権与党が大幅に議席数を減らしたことを受け、民主化や汚職対策を強く求める有権者に配慮しました。来年3月の大統領選に向け、国民の不満を抑え込みたい考えですが、プーチン氏が大統領に返り咲いた場合、民主化が進展するかは不明です。

イエス・キリストの生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の町ベツレヘムは24日と25日の両日、クリスマスを祝う大勢の巡礼者で賑わいました。パレスチナ当局によりますと、今年のベツレヘム訪問者数は5万人を超える見込みました。

 

 

 

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