7月28日からの主な国際ニュース

*  ガザの保健省によりますと、先週、戦闘による死者は1700人を超えました。ガザ地区は広範囲にわたって破壊され、唯一の発電所も停止しました。パレスチナ自治政府当局者と 国連関係者によりますと、死亡したパレスチナ人のほとんどが民間人でした。

国連のパンギムン事務総長はパレスチナ自治区ガザの停戦が崩壊したことについて「伝えられているイスラム主義組織ハマスの停戦違反を最も強い言葉で非難する」との声明を発表しました。


*  アメリカとEU欧州連合は先週、ウクライナ情勢をめぐり、同国の金融や防衛、エネルギー部門を対象とした厳しい対ロシア経済制裁の実施を決定しました。アメリカ政府は、ロシアの外国貿易銀行とその傘下にあるモスクワ、ロシア農業銀行の3行や、輸出向けを含む攻撃型潜水艦や水面航行の軍艦を建造する統一造船会社を制裁対象に追加しました。

追加制裁を発表したアメリカのオバマ大統領は、ロシア軍がウクライナ政府軍部隊に向け砲撃を行った証拠があると指摘した上で、ロシアのプーチン大統領に方針の転換を要請し、既にゼロ成長へと傾いているロシア経済は追加制裁によってさらに打撃を受けるだろうと警告しました。


*  北アフリカのリビアでは、武装勢力どうしの戦闘が続いて200人以上が死亡するなど、治安の悪化に歯止めがかからないため、各国は自国民をリビアから退避させる動きを加速させています。リビアでは、首都トリポリや東部のベンガジを中心に各地で武装勢力どうしが戦闘を続けていて、これまでに200人以上が死亡しています。

*  中国西部の新疆ウイグル自治区で先月末に地元政府の施設などが襲われた事件について、政府系のニュースサイトは、公安当局が自治区の独立を主張する組織と結託したテロリストによる犯行と断定したと伝えました。

この事件は先月28日、中国・新疆ウイグル自治区のカシュガル地区ヤルカンド県で地元政府や警察の施設が襲われ、数十人が死傷したと伝えられたものです。

 

 

 

 

 

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