8月20日から一週間の主な国際ニュース

* 韓国のイ・ミョンバク大統領の竹島(韓国名・独島)への上陸と天皇陛下の訪韓をめぐり、日本の衆議院は2012年8月24日午後、抗議決議案を賛成多数で採択しました。  決議案は民主、自民、みんなの党が共同で提出し、公明党と「国民の生活が第一」が賛成したものの、全会一致ではなかったです。なお、尖閣諸島に香港の活動家らが不法上陸したことについて抗議する決議案も、同様に賛成多数で採択されました。竹島をめぐる国会決議が採択されたのは1953年以来59年ぶりで、尖閣諸島についての決議は初めてとなりました。

*ロシアは23日、WTO世界貿易機関に対し、加盟に必要な法案を批准したと報告しました。これを受け、ロシアは8月22日に156カ国目の加盟国としてWTOの一員になりました。 ロシアの経済規模は世界第9位の1兆9000億ドルで、WTO非加盟国のなかでは最大となりました。ロシアは過去18年にわたりWTO加盟交渉を続けてきました。

*IAEA国際原子力機関とイランは24日、イランの核兵器開発疑惑について協議を行いました。協議後、IAEAのヘルマン・ナカーツ事務次長は「イランとIAEA間の大きな隔たりは埋められず、合意には達しなかった」と明らかにしました。イランのIAEA駐在代表は「協議では現在あるすべての問題で進展を見ましたが、非常に複雑なテーマである以上、まだ意見の食い違いが残っている」と述べました。

*朝鮮半島の有事に備えた米韓合同軍事演習が先週、韓国各地で始まりました。朝鮮民主主義人民共和国は「許し難い軍事挑発」などと激しく反発しており、米韓両軍は警戒を強めました 。同演習は毎年、実施されますが米軍約3万人、韓国軍約5万6千人が参加し、31日まで実施されています。朝鮮民主主義人民共和国の中央通信によりますと、正恩氏は「敵が我々の領土に一つの火花でも落とせば、祖国統一のための聖戦につなげよ」と述べました。

*ベネズエラ北西部のファルコン州で25日、世界最大規模の製油所が爆発し、住民や兵士など41人が死亡しました。 爆発があったアムアイ製油所は、1日あたり64万5000バレルの原油を精製する能力があるベネズエラ最大の製油所となっています。警察局によりますと、爆発の原因はガス漏 れとみられており、周辺の住宅200棟以上が被害を受けました。住民の1人は、爆発で自宅の屋根が吹き飛ばされ、窓も砕け散ったと当時の様子を語りました。

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