18日から21日にかけて、中部カインホア省、ニャチャン市で開催されているAPEC=アジア太平洋経済協力会議の第1回SOM=高級実務者会合の一環として、PPSTI=科学技術イノベーション政策パートナーシップの第9回会合、SCSC1= APEC 基準・適合性小委員会第1回会合、 IPEG=APEC知的財産権専門家の第44回会合など一連の会合が行なわれます。
APECの災害応急対応準備ワークショップの第11回会合で、ベトナムの自然災害防止中央指導委員会のチャン・クアン・ホアイ委員は「自然災害対応のため、ベトナムは2025年までの自然災害防止に関する国家戦略と2030年のビジョンの改正を始め、様々な対策を提出した」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「APEC年2017に、災害応急対応の効果向上を目指し、先進的科学技術の研究と適応を優先的に強化するよう提案します。この会合はベトナムのこの提案を支持するよう望んでいます。」
PPSTI=科学技術イノベーション政策パートナーシップの第9回会合の議事日程によりますと、会合で、APEC加盟諸国の代表は実施中の各プロジェクトに関する情報を更新すると共に、新しい協力プロジェクトを採択し、今後の方向を討議します。APEC年2017に、ベトナムは科学技術イノベーション政策パートナーシップの議長国を務めます。これにより、ベトナムは「APECの発展途上国におけるイノベーション企業の生態系発展」に関する提案を提出します。
SCSC1= APEC 基準・適合性小委員会第1回会合の枠内で、2つの会合が開かれます。これらの会合はAPEC貿易円滑化を目指し、基準・適合性活動を強化するため、討議を集中的に行ないます。2017年のSCSC1の議長国として、ベトナムは「APEC内におけるスマートシティに対する基準の適用に関する最善の実習の分かち合い」という構想を出しました。
一方、IPEG=APEC知的財産権専門家の第44回会合は知的所有権政策についての対話、及び、知的所有権の保護システムの効果向上を目指す措置について討議が行なわれます。また、発展途上諸国と後発開発途上国の知的所有権の人材開発、知的所有権に関する人々の認識向上を目指す宣伝教育なども取り上げられます。