書簡の中で、フック主席は、アメリカが新型コロナウイルスのワクチンを共同購入し途上国などに分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティー」に最大40億ドルへの拠出を公約したことを歓迎すると同時に、ベトナムがこの国際的な枠組み「COVAXファシリティー」を通じて、およそ250万回分のワクチンを受け取ったことを通知しました。

また、フック主席は、ベトナムと東南アジア地域における疫病が複雑に推移している背景の中で、アメリカが国際共同体の努力に8千万回分のワクチンの供給を公約したことを歓迎しました。さらに、アメリカに対しベトナムと各国へのワクチンの供給源を補助すると同時に、両国に対し新型コロナウイルスワクチンの研究、生産、技術移転に向けた協力を強化するよう要請しました。

そして、フック主席は、ベトナムが常にアメリカとの全面的なパートナーシップを重視していると強調すると共に、双方は、友好協力の精神で、二国関係を深化させ、地域と世界の平和・安定・協力・発展の維持に貢献してゆくと確信しました。