ソン リスナーの皆さん、こんにちは、ソンです。

タオ こんにちは、タオです。皆さん、お元気ですか？ベトナムの多くの地方に住む子供たちは、新型コロナウイルスの蔓延により、数ヶ月間にわたり家を出ることができませんでした。

ソン それに加えて、オンライン学習の問題は、Wifiが必要で、どこでも有利ではないため、子供にとって身体的精神的健康に大きな影響を及ぼしていますね。

疫病の影響で両親を失くし孤児への奨学金

タオ あまり明るくない情報ですが、新型コロナウイルス感染症の国内第4波で最も深刻な被害を受けているホーチミン市では1500人以上の子供が新型コロナにより、父親か母親または、両親を失いました。

ソン ホーチミン市の教育訓練局によりますと、両親を失くし孤児になった約1500人のうち、490人が小学生、580人が中学生、残りが高校生とされています。

タオ 現在、ホーチミン市の関連各機関などは、コロナ禍で身寄りがなくなった孤児への支援策をとっています。

ソン その一方で、親を亡くした子どもの苦痛を助けるために、子どもの世話をする人は、その子どもの生理的欲求を理解した上で、子どもたちに愛情を与え、子どもとの信頼関係を築く必要があると思いますね。

タオ 子どもたちが、安心して、自分の気持ちを表わせるようになるまで、長い時間がかかりますね。小学生と中学生がいる私にとってとてもつらい話です。

ではここでお便りの紹介を始めましょう。初めに、群馬県おおた市の・おかだ・ひろゆきさんから9月23日のEメールをご紹介します。

「ベトナムの声日本語課の皆さんこんにちは。久々のレポートをお送りさせていただきます。

日本ではコロナの感染者の第５波がやっと減少してきたところで、私も先日２回目のワクチン接種を受けたところですが、まだまだ感染者の数が多く気が抜けませんので、日々のマスクや手洗い、うがいが欠かせません。放送局の方々も取材でいろいろな所に出かけたりたくさんの人に会ったりする必要があるかと思いますが、くれぐれも感染には気を付けて番組作りを行っていただければと思います。」

ソン おかださん、ご心配頂き、ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症が発生してから、私たちは、取材の時だけでなく、どこへ行くにも、マスクとか手洗いなどの疫病対策をして気をつけています。

タオ そうですね。この疫病は油断してはいけませんね。ワクチン打っても、空気感染もありますから。いつものように、疫病対策を守る必要がありますね。おかださんも、リスナーの皆さんも気をつけてお過ごしください。

ソン では次に、神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さんからの9月24日のEメールをご紹介します。

「ベトナムの声放送日本語課スタッフの皆さま、こんにちは。

今日の9840KHｚは良好なコンディションで受信することができました。

こちら日本ではコロナワクチン接種が順調に進みここ最近の首都圏の感染者が減少傾向を見せ始めました。勤務先の薬局に来る患者さんの6～7割がワクチンの予防接種を済ませており、複雑に推移するコロナ禍にも明るい兆しが見えてきたように思われます。只、ここで国民の気が緩むとコロナ感染の第6波がやってくるかもしれません。気を緩めずに感染対策を講じていきます。

先日は中秋の名月で我が家でもアヒルの卵入りの月餅を食べてコロナ禍が収束していくことを願いました。ベトナムの皆さんは中秋節をどのように過ごされたのでしょうか？」

隔離施設での中秋節を迎えるイベント

タオ おいかわさんEメールありがとうございます。子ども向けの中秋節についてですが、今年の新型コロナウイルスの感染を防ぐため、中秋節を迎える通常のイベントは自粛されました。とは言っても、私は、月餅や果物を買って、先祖へのお供え物として祭壇に並べ、線香を手向けた後、家族全員で食べましたよ。

ソン 私の家族も、タオさんと同様です。不要不急の外出自粛が求められたので、テレビで中秋節のイベントを見ました。

タオ では次に、広島県広島市の・みやけ・ひでみつさんからの9月25日消印のお便りをご紹介します。

「ベトナムの声放送局の皆さん、ごぶさたしております。久しぶりのお便りとなりました。リスナーのお便りの中で、ワクチン接種において自分も2回のワクチン接種を受けました。

ベトナムの声放送局では2021年9月7日で放送開始76周年を迎えたそうですね。おめでとうございます。76年間おつかれさまです。他の放送局の中では、短波放送の撤退などで厳しい状況です。その中においてベトナムの声放送局には今後も末永く続けてほしいです。」

ソン みやけさん、お便りありがとうございます。現時点で、私たち日本語課スタッフ7人のうち6人が既に2回目のワクチン接種を受けました。

タオ 新型コロナワクチンの多くは2回の接種が基本であり、疫病に感染しても重症化リスクが低いので、安心ですね。

ソン みやけさんのご存じのように、今年、VOVは開局76周年を迎えました。私たちの日本語放送も、開始から今年で58周年となりました。リスナーの皆さんからのこれまでのご厚情とご協力に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いします。

では次に、東京都あだち区の・あいかわ・おさむさんから9月29日のEメールをご紹介します。

「東京では、緊急事態宣言の延長のもと、コロナウイルス予防のワクチン接種人口の増加によるものか、感染者数が逓減してきました。このまま流行が終息するのか？それとも秋から冬にかけて「第6波」とされる流行のピークが訪れるのか不明ですが、ひとまず感染予防にピリピリ神経質になっている身には、望ましい流れです。しかし、デルタ株につづきミュー株という変異株の流行が予想されるいま、ワクチン接種が済んだ身とはいえ、より感染予防に勤しむしか術はないと思います。
皆様のお陰様で、息子２人(医師と会社員)を社会人まで育てあげ独り身になったいま、日々の生活を楽しみながら、諸事に積極的に向き合っております。これもひとえに、妻の死後、日本語課の皆さんが小生の心の痛みを共有してくださり、励ましてくださったお陰です。妻を看取って、この11月には７年になります。心の平安はゆるぎないものになりました。本当に皆さんのお陰です。ありがとうございました。」

タオ あいかわさん、いつもEメールをお寄せくださり、ありがとうございます。私たちの日本語放送があいかわさんのお役に立てれば、嬉しいです。

ソン 新型コロナウイルス感染症は予測できないほど複雑に推移しているので、あいかわさんも、リスナーの皆さんも、疫病対策を遵守して、お体を大切にして、ご活躍くださいね。