外務省次官兼国外在留ベトナム人国家委員会委員長のレ・ティ・トゥ・ハン氏は、「喜びに満ちた祖国」をテーマとするこの年次イベントは、国外在留ベトナム人の若者たちに祖国のルーツを探り、つながりを深める機会を提供することを目的としていると説明しました。同時に、世界各地に住む同世代の仲間との交流を通じて、国外在留ベトナム人コミュニティの絆を強めることも狙いとしています。

また、このプログラムは、ベトナムの社会経済的発展や独自の文化を世界に紹介する役割も担っています。参加者たちは、祖国での体験を通じて文化大使となり、伝統と活力にあふれる現代のベトナムの姿を世界に伝えることが期待されています。

ハン次官によりますと、今年のキャンプはハノイからスタートし、ホーチミン市で締めくくられます。その間、参加者たちはベトナムの海と島について学び、沿岸地域を訪問します。カインホア省では海軍学院の学生たちとの交流も予定されています。これらの経験を通じて、祖国の海や島々への愛着を深め、その保護と発展の重要性を理解することが目的です。さらに、帰国した国外在留ベトナム人が設立した文化・科学施設の見学も予定されています。