現地時間の20日夜、チャン・ダイ・クアン国家主席とベトナム代表団はAPEC=アジア太平洋経済協力会議第24回首脳会議への参加を終えました。
これに先立つ20日午後、行なわれたAPEC首脳会議の閉会式で、チャン・ダイ・クアン国家主席は2017年のAPEC議長国の指導者として演説を行なった際、「2017年のAPECの諸活動を行うことは2020年までのベトナムの外交活動の目玉となる。ベトナムはアジア太平洋の繁栄、発展に貢献したい意向がある」と強調し、加盟諸国の指導者に、2017年のAPECの諸活動への参加を招待しました。
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TTXVN)
同日午後、クアン主席と加盟諸国の指導者らは「食糧安全保障・気候変動への対応と水資源へのアプローチ」、及び「アジア太平洋の連携・効果的かつ適切な結合へ向けて」と題する第2回全体会議に出席しました。
第24回APEC首脳会議への参加を機にクアン主席は日本の安倍首相と会談しました。双方は多面的な協力関係や草の根外交活動を強化することで一致したほか、地域と国際問題、とりわけベトナム東部海域問題について話し合いました。
なお、第24回APEC首脳会議では「アジア太平洋の自由貿易地域に関するリマ宣言」と「サービス分野での競争力向上の段取り」に関する文書が採択されました。APECの指導者らは貿易と投資の自由化、アジア太平洋地域の持続的な経済成長と繁栄の促進におけるAPECの牽引役としての役割を維持すると再確認しました。