既にお伝えしましたように、WEF=世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長の招きに応え、ベトナムのグェン・スアン・フック首相は18日から20日にかけて、ダボスで開催される世界経済フォーラム年次総会に出席します。
ズン氏=TTXVN
会議の前に、スイスのジュネーブ駐在ベトナム代表団のズオン・チ・ズン団長はジャーナリストの取材に答えました。ズン団長によりますと、1989年にベトナムはWEFに加盟して以来、ベトナムとWEFとの関係は多くの分野において発展しています。ベトナムは、WEFの諸活動に積極的かつ効果的に参加してきました。ベトナムの11の大手グループと会社が世界経済フォーラムのメンバーとなっています。また、「即応性が高く、かつ責任あるリーダーシップ」という2017年の会議のテーマは「建設的、清廉、行動する政府作り」に向けたベトナム政府の決意に合致しています。
今年のWEF総会で、フック首相は、2016~2020年期における国の全面的刷新と国際社会への参入に関するベトナムの路線や方向、政策及び決意を示すメッセージを伝えます。さらに、フック首相は、国の全面的刷新事業における政府の役割と努力を高めるという政府の公約を強調します。これらは、世界各国の企業共同体の信頼醸成とベトナムへの世界大手グループの投資誘致に寄与してゆくと期待されています。
ズン団長によりますと、総会で、フック首相は「多極化世界における主体的かつ責任ある指導」をテーマにした基調演説を行い、ベトナムの全面的刷新事業に向けたベトナム政府の公約と努力を強調します。この際に、フック首相は、各国の政治指導者や企業経営者らと討論会を行い、グローバル経済、政治問題について討議する他、会議に出席する各国の指導者や、多国籍企業経営者らと個別会見を行う予定です。