イスタンブールで爆発29人死亡 テロと非難 10人拘束
(写真:AP)
(NHK)トルコのイスタンブール中心部にあるサッカースタジアム付近で、10日午後10時半ごろ(日本時間の11日午前4時半ごろ)、2度にわたって大きな爆発が起きました。現場から数百メートルのところにあるNHKの事務所では、爆発の衝撃で窓ガラスが大きく揺れました。
トルコ政府によりますと、この爆発で、市民2人と警察官27人の合わせて29人が死亡したほか、166人がけがをしたということです。
エルドアン大統領は声明を出し、「治安部隊と市民に対するテロ攻撃であり、より多くの命を奪うことを目的にしたものだ」と強く非難しました。
またソイル内相は、最初の爆発は爆弾を積んだ車で起き、45秒後の2度目の爆発は自爆攻撃だったとしたうえで、爆発した車を手がかりに10人を拘束したことを明らかにしました。これまでのところ犯行声明などは出ていませんが、トルコでは過激派組織IS=イスラミックステートやクルド人武装組織などによるテロが相次いでいます。