イスラエル軍、人質4人救出 ガザでは210人犠牲に
(VOVWORLD) - 救出されたのは22〜41歳の男女で、昨年10月7日に音楽祭に参加していたところをハマスの襲撃を受けて拉致されたとされています。
2024年5月27日、パレスチナ・ガザ地区ラファ西部で、避難民キャンプへのイスラエル軍の空爆で多数の死傷者を出した現場に集まり、被害状況を確認するパレスチナ人ら(THX/TTXVN) |
イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザの避難民キャンプでイスラム組織ハマスに拘束されていた人質4人を救出したと発表しました。一方でハマス側は、この救出作戦に伴うイスラエル軍の攻撃でパレスチナ人210人が死亡し、少なくとも400人が負傷したと明らかにしました。
救出されたのは22〜41歳の男女で、昨年10月7日に音楽祭に参加していたところをハマスの襲撃を受けて拉致されたとされています。イスラエル軍によりますと、4人はガザ中部ヌセイラットで救出され、健康状態に問題はないとのことです。
イスラエル軍がこれまでに救出した人質は計7人となりましたが、ガザにはなお116人の人質が残されており、軍はうち41人が死亡したとしています。
アメリカのジョー・バイデン大統領は人質救出を歓迎し、「すべての人質が帰国し停戦が実現するまでわれわれは取り組みを続ける」と述べました。
バイデン氏とパリで会談したフランスのエマニュエル・マクロン大統領も、「人質4人が解放されたことをうれしく思う」とコメントしました。(AFP通信)