イラク軍、モスルと市外つなぐ最後の道路制圧 ISの退路断つ
【AFP】イスラム過激派組織「イスラム国」の主要拠点であるイラク北部モスルの奪還作戦を進めているイラク政府軍は、市外につながる最後の道路を制圧し、ISの戦闘員を市内に閉じ込めました。アメリカ主導の対IS有志連合の特使が12日明らかにしました。
(写真:EPA/TTXVN)
有志連合の調整役を担うアメリカのブレット・マクガーク特使はイラクの首都バグダッドで記者会見を開き、「モスル北西のバドゥシュのイラク陸軍第9部隊が昨夜、モスルと市外を結ぶ最後の道路を制圧した」と述べました。
現在、モスル西部ではイラク軍や政府側の民兵が、市内では2つの特殊部隊と連邦警察がそれぞれISの掃討作戦を進めています。
マクガーク特使は「モスル市内に残っているIS戦闘員は退路が断たれた以上、全員そこで死ぬことになる。モスルで彼らを打倒するだけでなく、市外に逃げられないようにする」と語りました。