インドの首都ニューデリーで、新型コロナ患者の治療やケアをする医療スタッフ＝THX/TTXVN

感染者数は累計３０４５万人と、アメリカの３３００万人に次ぎ世界で２番目に多いです。アメリカの死者数は６０万４０００人で、ブラジルは５１万８０００人です。

インド保健省の２日の発表によりますと、過去２４時間に確認された死者は８５３人です。累計死者数は４月末に２０万人となり、その後わずか２８日間で３０万人に達し、さらに３９日間で４０万人を超えました。

第２波では４月から病床不足が深刻になり、ピークだった５月は死者の急増で遺体の処理が追い付かず、多数の遺体がガンジス川に流される状態となりました。

ピークを越えた後は、１日当たりの感染者数が安定的に減少していますが、活動制限の段階的緩和やインドで初確認した「デルタプラス」と呼ばれる変異株の影響が懸念されています。

また、インドのラジャギリ社会科学大学のリジョ・Ｍ・ジョン教授は国内全ての州で死者数が過少報告されていると指摘します。集計システムのタイムラグが主な原因だということです。

国内で最も貧しい州の一つであるビハール州は先月、裁判所の命令を受けて州内のコロナによる死者数の累計を５４２４人から９４２９人に修正しました。（ロイター）