インド、ワクチン「ナノコバックス」の実験・生産でベトナムと協力
(VOVWORLD) - この契約は、両社がナノコバックスの臨床実験や、生産、配分において協力を強化することに法的基礎を作り出すものです。
調印式の様子 |
ベトナムのファム・サイン・チヤウインド大使が主導する「薬とワクチングループ」の働きかけを受け、先ごろ、在インドベトナム大使館で、インドの製薬会社「ベカリア・ヘルスケア・LLP(Vekaria Healthcare LLP)」社とベトナムの製薬企業「ナノゲン(Nanogen)」社の代表らは、ベトナムが開発している新型コロナウイルスのワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)の技術移転・生産・配分に関するNDA=秘密保持契約(Non-Disclosure Agreement)を締結しました。その調印式は物理的形式とオンライン方式の両方で開催されました。
この契約は、両社がナノコバックスの臨床実験や、生産、配分において協力を強化することに法的基礎を作り出すものです。また、これはチヤウ大使が主導する「薬とワクチングループ」の努力による結果と評されています。
現在、在インドベトナム大使館はベトナム国内で、「薬品パーク」という工業団地建設プロジェクトを進めています。5億ドルの投資額で実施されるこの工業団地は5万人の労働者に雇用を創出し、年平均の輸出額がおよそ50億ドルに達する見通しだということです。