ウクライナ東部の中心都市ドネツクの近郊などでは先月29日から、政府軍とロシアが支援する親ロシア派の間で砲撃が続いていて、これまでに住民を含む、およそ30人が死亡したほか、数十人がけがをしました。
(写真:AFP/ TTXVN)
ウクライナのポロシェンコ大統領は3日、「緊張を高めているのはロシアと親ロシア派の責任だ」と批判しましたが、一方のロシア大統領府のペスコフ報道官は「停戦合意の破棄につながる許しがたい暴挙を、ウクライナ政府に断念させることが重要だ」と述べ、ウクライナ側を非難しました。
ウクライナ東部では、おととし2月に政府軍と親ロシア派が停戦合意を交わしたあとも、散発的に戦闘が続いていて、合意が履行されるめどが立っていません。